落城寸前  歴史のなかで繰り返される同様の事象 | 最後の呟き壺

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あと何年生きるかわからないけれど、今を楽しんで生きるつもりです。その時々の思いを忘れないように記録しています。

これは老女の備忘録として書いています。

ありゃりゃー!!
やってしまいましたね、ジャニーズ エンターテイメント。
2時間に区切った2回目の会見がとんだ茶番劇でした。
この会社のDNAなのでしょうか?
自分たちの保身のためにはどんな手段を使ってでもいいというのは・・・・

もうそれは無理なんです。これだけグローバル化した情報伝播の中で、共通価値観が成立している自由主義世界では、性搾取は犯罪であり、まして幼児、児童への性暴力はもっとも糾弾されるべき犯罪です。
それを、企業経営者が、その権力を使って長期に渡り隠密裏に行っていたというおぞましさ、その上、その行為を知っていながら自分たちの利益優先の為に頬被りしてきたマスゴミという卑劣な集団。
このジャーナリズム後進国の似非ジャーナリスト・マスゴミ達にもう手の施しようがないと思っていた矢先、「うん?、会社を潰す?」新会社で、風通しのよい経営をしようと・・そして、親族の元社長が相続した資産を、まず被害者の救済に使うと声明を出した。いいじゃないですかと思ったら、やっぱりこのブラック企業の本質が現れました。
これは、もうどんな弁明をしても、詭弁をつかっても無理ですね。
バレバレの悪手を使いましたから。

ファンという人たちは、どんなことがあっても離れないと高を括っていたとしたら、おおきなお門違いですね。
まず、昔はがっちり手を組んできたマスゴミが、自分のところへの批判がこれ以上広がらないため、手を引き始めました。ということは、所属のタレントのTVに出る機会が減る。ファンは頻繁に見ることが叶わなくなるという図式です。
これでコアなファンは残っても、確実にファン数は減ります。

そのうえ、日本の大企業の集団経済同友会幹事の口から非難するコメントが出てきたことで、大きな収入源となっていたCMのオファーが激減してきたようです。なぜなら、このままこんなブラックエンターテイメント企業と提携していることが世界に知られたら、企業の信用問題にかかわるからですよね。
また、以前は思うことがあっても、自身が干されることを恐れ、沈黙を貫いてきた芸能関係者の中からもぼつぼつ発言が出てきました。

この状態を、歴史上の事象に当てはめてみると間違いなく「落城寸前」となります。城に籠っていた兵士も我先に命からがら逃げていく、これが現実ですね。
あと比喩できるのは沈没してゆく大型船でしょうか。大型船はともに戦っていたわけじゃないので、当てはまらないかも?それに、乗船者にはルールがあって
弱者優先避難の約束がありますものね。これとは違いますね。

とにかく、この企業のかかえてきた闇は、もうどう取り繕っても隠せません。

被害にあった少年たちの中には、自分さえ我慢すればいいんだと考えた母子家庭の子供が多かったと後から聞くと、可哀そうでなりません。
息子や孫にその姿を置き換えて考えると、思わず涙がでました。
それと同時に、こんな少年達から搾取し続けてきた鬼畜(いみじくも新社長が
言った言葉です)の姉弟の罪深さに、震えるほど怒りがこみ上げてきます。

どんなに弱いシマウマと称しても、娘の元社長は、この犠牲者たちから搾り取った利益で形成された資産を相続してきたのです。
これは同じ罪に当るんじゃないですか。
一見残った自分たちを弱者に見せかけておいて、その実、こうやって会見でも、ずるいことを画策する企業、本当に根っから腐っています。
今後、どうなるのかは国民の目が注視しているでしょう。

なによりも先に、人権を無視され、ひどい目にあった少年達に償いをすべきです。

そして、この事件は日本の芸能史の汚点として、また再犯を絶対許さない為の
標として永遠に語り継がれるべきものだと思うのです。