最後の呟き壺

最後の呟き壺

あと何年生きるかわからないけれど、今を楽しんで生きるつもりです。その時々の思いを忘れないように記録しています。

これは老女の備忘録として書いています。

昨日、知事選の結果が出ました。
小池さんの3選でしたね。
まあ、現役の強みということらしいですが、私は彼女には投票しませんでした。
もう、変化があってもいい頃合いじゃありませんか。
自民党が我が物顔に国政の座布団に座ってきたことが、国民にとってよかったのか?
それとも国民の大方を茹で蛙状にさせて、じわじわとくるしめてきたのか?

若者が積極的に立ち上がった選挙にみえました。
AI安野さんは、AIシステムを使って、都民との質疑応答をしたことは、選挙対策として
画期的な方法でした。今後、このやり方が根付くと思います。大変結構なことです。
私には民主主義の衰退が、これによって少しテコ入れができるのではないかと期待しています。
前に、テクノロジーの急激な進歩についていけないと弱気発言をしましたが、テクノロジーのシステムについては理解が及ばなくても、それを使った結果の恩恵にはあずかって、深く感謝しています。

石丸伸二さんが、立候補された時の知名度の低さにも拘らず、第二位の支持率を得たことはSNSなどでの公約,主張が拡散されていたと理解できます。
私は期待していました。
若い世代に、知事になってもらいたかった。
そんな未知数の候補に代わったらだいじょうぶか?とか信頼できないとかいろいろご意見はあるでしょうが、まずは「やってみなはれ!」と言いたいんです。
私は、あの人気番組「意地悪ばあさん」の青島幸雄さんが都知事に選ばれたのを目の当たりにしてきたんですね。
とにかく政治家として公約を実行するといって前都知事鈴木俊一氏が主導した、臨界部の開発の起爆剤として、既に着工していた世界都市博を中止にした知事でした。
彼は政治家として清濁併せ呑むタイプではない人にお見受けしました。
この結果、自民党と都民の一部は憤怒の形相、一部は喝采を挙げました。
在任中は地下鉄サリン事件などで社会不安もたかまり、晩年はすっかり元気を失ったようで、私には弱弱しく映りましたね。
青島氏の都知事としての功罪は、評価する方の立ち位置によってさまざま変わることでしょう。人にとって政治というものの実態は360度のミラーボールに移る己と周りの反射像なんでしょうね。

今回の都知事選は、国政にも多くの影響をもたらすでしょう。
けっこうなことです。
誰もが参加できる政治、権力掌握に老練な政治屋がのさばったり、世襲で引き継ぐ二世三世のボンボン政治家が好き放題にできる政治はもうたくさんです。

本気で、そこに住む人々の安全と安心を考えてくれる人に政治を託したいと思います。
今度の都知事選には、ブレークスルーの予兆がありました。
まずは、三選知事の任期満了まであと4年です。