↑いつもお世話になっているホビーショップフロンティアさんの3階射場が会場です。
ブルズアイとプレート、シルエットがフルで撃てる環境があります
3月31日に開催したAPSことはじめ「Shoot&Fun」のご報告です。当APS練習会は基本的に初心者向けをうたっています。ですが、常連のヒデピーさんのように初心者ではないものの、基礎固めを目的にウチへ訪れるかたもいらっしゃいます。今回のご新規さんもそうでした。こちら、以前は「富士見スポーツシューターズ」さんに出入りしていて、最近までは「広島スポーツシューターズORCA」さんにも出入りしていたそうです。転勤から戻ってきたということでウチにいらっしゃいました。ありがとうございます。
しかしどんな経験者でもいつもの置き撃ちから始めてもらうのが当APS練習会の習わしになっています。この置き撃ちでAPSブルズアイの黒丸(10点圏/直径22mm)に集弾すればひとまずOKとみなします。銃を置いて撃つだけではありますが、人によっては慣れがいるかもしれません。ご新規さんはというと少し硬い射撃の印象でした。ちょっとお話をしてグリップをどの程度の力で保持しているのかお聞きしたところ、しっかりめの握力で保持しているのがわかりました。
↑三脚などの台に銃を載せて撃つ通称・置き撃ち。
始めは椅子に座って体を安定させます。
距離はAPSハンドガンのブルズアイ種目と同じ5m
↑左側ご新規さん。
右側は常連ヒデピーさん。
このときは試験的にプレートの練習も行いました
撃ち方はいろいろあるので必ずしもTobby_Sawadaの方法が正解ではないかもしれません。ただ片手撃ちのピストルグリップの保持は握りすぎないのがコツのひとつだと思っています。ご新規さんにもそのように伝えました。グリップをギュッと握るとその力に釣られて人差し指のトリガー操作がスムーズにいきません。
APS-3の銃はだいたい約1kgの重さがあります。その重さは腕や上半身、下半身で支えます。ではグリップに沿わせている手は何をしているのかというと、トリガー操作の加圧を受け止めるだけです。APS-3のトリガーの重さは約500g。つまりトリガーにかかる500gの加圧を、手で受け止めればよいことになります。500ccサイズのペットボトルを落とさないくらいの握力でいい。自分の感覚的にはふんわりとグリップに手を巻き付けているとか沿わせている、そういうフィーリングです。
↑パームレストのおかげで5本の指を離しても銃は下に落ちません。
もちろんこの写真のグリップは床に付いていません。
銃本体の重さは腕と上半身、下半身で支えます
そうして構えると銃がぐらぐらして落ち着かないかもしれません。その状態でトリガーを操作するとどうでしょうか。急にトリガーを動かしたり、動かす方向が間違っていたりすると増々銃はぐらぐらします。ですからぐらぐらしないように、ゆっくり丁寧にまっすぐ、やや斜め上の後方へトリガーを動かす。しかも一定のペースでほんのちょっとずつ動かし続けます。それでもまだぐらぐらするなら、中指と薬指、小指の3指と掌の前後方向への加圧をわずかに増やします。トリガーが落ちるぎりぎりのきわは、えい! と人差し指を動かしたくなります。そうしたら台無しです。そのきわを我慢してそ~っと撃発する、そんな感じがポイントになります。
こういうことを置き撃ちで練習できると、おのずと集弾がよくなっていくのでおすすめしています。グリップの保持について疑問があれば練習会にお越しください。
さて次回のAPSことはじめ「シュート&ファン」は4月28日(日)です。ご都合のよいかたは東京・赤羽のホビーショップ・フロンティアさん本店3階射場までお越しください。よろしくお願いいたします。