




眼前で何が起きているのか正しく認識するのに3秒程度かかったがこの3秒が非常に長く感じたのは言うまでもない。くわえタバコの老人が散歩でもしていようものなら季節外れBBQになってしまう・・。通常ならタンク内の減圧のからくりが動いてる筈だが如何せんこの翁の年齢を考えるとそうは問屋が卸さない。ガソリンの潮吹き芸でN4翁はガソリン税の二重増税に抗議しているのか不当な南極捕鯨禁止判決に抗議しているのか不明だが、兎に角翁は怒り心頭の様に見えた。
それはさておき、カワサキのHPで検索するとタンクキャップを一式丸ごと交換する事になる事が判明した。工賃こみで6000円程度の出費を覚悟した。走行中に1BOXやエコカーに乗る非国民が投げ捨てるタバコの火で火達磨になるくらいなら安いものだ。
ZZRオーナーズ倶楽部のメンバーにこの話をしたら、最近廃車にした車両から取り外した給油キャップを譲ってもらえる事になった。ガレージ保管されていた車両で廃車の数ヶ月前に交換されていた物なのでかなり状態がよい美品だった。直ぐに給油キャップは手元に届いたがガレージが無い軒下整備では晴れのお天気と休日が重なるのを待たねばならない。
休みが確保できたので早速交換作業を行う。分解した給油キャップの内部は18年間のガソリンのカスでまるで赤錆の様だった。これでは鼻づまりや便秘にもなるわな・・。
キャップのキーシリンダーの真下にある逆流防止のゴムパッキンが劣化すると鯨の潮吹きの芸を始める事になるらしい。全く有りがたく無い芸である。まだ自分で自分を火葬するほど老いてはおらぬわい。本来ならこの小さな部品の為にアッセンブリー交換になる事をボヤクところだが漏れたガソリンに溶かされた自家塗装のやり直しを考えると逆に幸運だったと言へるかも知れない。
このタンクキャップを譲っていただいた倶楽部メンバーの方にはこの場で御礼を申し上げたい。
”これでまだ10年は戦える!”