昨日の朝、ZZRのエンジンを起動しようとしたがエンジンが掛からない。セルモーターは確実にクランキングしているがガソリンの爆発が起きていないように見える。急いでいたが備えのFZ1GTにスイッチして出掛けたので問題は無かった。帰宅後、電装品の動作やら前日に掃除で外したスプロケカバーの内側の配線を確認したが何も発見出来なかった。これはもう素人の手に余ると考えて素直に毎度御馴染みの赤い男爵にSOSを送り、車体の搬送を依頼した。
仕事の後に工場に寄ってみたら丁度プラグチェックの最中でプラグもバッテリーも程よく傷んでいたらしい。しかし工場でブーストして電圧を掛けてもエンジンは起動しない。怪しさ満載状態で工場長は超御機嫌だった。まるでトレジャーハンティングを楽しむ冒険家である。
それに加えて先日からリアサスのリンク部周辺からスイングアームが動くたびにキュキュッと異音が出る様になり、グリスアップで一旦は消えた音がまた日を追うごとに大きくなってきている。一度完全分解してのOHになってしまった。ついでに中央部のみが異常磨耗したリアタイヤも交換品目に追加となる。
ZZRで今年の9月下旬からほぼ一ヶ月の間で1日500km以上の行程を走るツーリングを4回行い、3000km以上走行した事を工場長に告げると
”なんでフェザーに乗らんのですか?ZZRはもう近場のチョイ乗りで良いでしょう。どうして老体に鞭打つような事をするんです?”と聞く。
整備士一同がニヤニヤ笑っているのが見える。
”治せる間は道具としての寿命を全うさせてやるのが筋と言うものです。工場長が治せない、もう無理だと言うまでは乗り続けますよ。”と言うと、
”ボクは治せないとは絶対に言いませんよ。たとえ整備料目的の悪徳工場と言われても。”と笑う。
私達の問答を聞きながら作業をする若い整備士達が背中で笑う。
私はEG6の面倒を見てくれている同志の”かーべーたん”も含めていい整備士に恵まれているらしい。