楽しみ方は人の数だけ | 地球温暖化推進委員会

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 先日のスポーツバイクの試乗会には入れ替わり立ち代り10人以上の客がいた様にみえた。私はとにかく教習車に操作感が近いCB1300SBで大型二輪教習での感覚を維持するのが本来の目的であった。担当教官の教え通り、後輪に伝達される巨大なエンジンが生み出すトルクをコントロールする為に参加したのである。先ず”エンジンパワー”ありきと言う事になる。中型二輪と異なり、大排気量車は短距離であっても十二分以上の加速をする。これを意のままに操る醍醐味は中毒性があると言っても過言ではない。

 さて他の客に目をやると如何にも学生風の二人がお互いの走行状態をカメラに収めていた。どうもこの二人はバイクを味わう事より撮影が目的の様で走行速度はまるで教習中の車両の速度よりも遅い。周囲の客にあまり配慮が出来ないみたいではっきり言って目障りであったが、若年層のバイク人口が激減している事も考慮して大目にみてやる事にした。

 試乗の順番待ちの時に明らかに体格的に無理のある小柄な女性がCB1300SBの走行を終えて停止しようとした時、スタッフが停止直前の車体の前に出て左右のバックミラーのステーをガシッと掴み、もう一人が後部を支えた。何となくこの女性は免許を持っていない事が予想された。案の定、スタッフの”大丈夫です。降りていいですよ。”の言葉でギアをニュートラルに戻さずにアイドリングしたままクラッチレバーをリリースした。結果としてミラーステーを掴んでいた年配のスタッフのミゾオチにバイク先端部がドスッと言う音をたててぶつかった。おぢさんはグッと堪えていた。おぢさんは相手がお客だと言う事もあり大人の対応をしていたが、250kgのバイクに突っ込まれたのである。”大丈夫ですか?すみませんでした。”などとは一言も言わず苦笑いだけを残して去っていく無礼なこの女性に私はある種の怒りを覚える。いっその事倒れたバイクに足を挟まれて骨折でもしてしまえば良いとも思ったがそんな事故が起これば試乗会自体の存続に関わるのでミゾオチに一発食らったおぢさんの忍耐に免じて許してやる事にした。

 CBR1000RRに試乗している客に目をやると乗車姿勢がおかしい人が多い。背骨がエビゾっている事に加え、何故か速度を上げない。国内仕様とは言え、110馬力のエンジンである。もっとエンジンの回転を上げないと試乗にならない筈である。あれで楽しいのだろうかと思うが乗っている人達はそれぞれバイクに跨る理由が違うのだと気付く。

 よく観察するとリッターバイクのエンジンをワウワウ鳴らして走行していたのは私と極一部の人だけであった。人の楽しみは人の数だけあると言う事かな。