今回は理系学部の話です。



理系学部は細かい事を言いますと医・歯・薬など医療系もありますが、理系の王道学部は大きく分けて理学部・工学部・農学部の3学部を指します。



中には理工学部と言うのもありますが、これは何らかの事情で理学部と工学部を1つにまとめる必要があって出来たと言われています。



これは後で理にかなった学部である事も分かりますが、早速話を進めますが、理系はまず大きく2つに分かれます。



「理学部」と「工学部・農学部」の2つです。



この2つには大きく違いがあります。



理学部は研究と発見と無いところから生み出す学問です。



工学部と農学部は理学部で発見された物を追求してどう活用する事を考える学問です。



ですから理学部の方は教授や先生になる方が多く、工学部・農学部は企業就職が多い訳です。



さらに工学部は工業系、農学部は食べ物に関連することになるので工学部は化学と物理、農学部は化学と生物と言う選択になります。



話を戻して理工学部は理学で発見して工学でどう活用するかまでを一連の流れとして学べると言う事で学べると考えると良い学部と言えます。



しかし実際の大学での理工学部の多くは、中身は理学部寄りだったり工学部寄りだったりで、実はそれぞれ独立するだけの設備や教授の確保が足らずに理工学部にまとめているだけと言う場合もあるので、本当に良い理工学部かどうかしっかり見抜いて選んで頂きたいと思います。



これまでの話のように理系は理学部・工学部・農学部と全然学びが違いますので選び間違えると大学4年間の生活が辛くなりますのでご注意です。



ですから理学部の生物科学科と農学部の生物科学科はよく似ていているように見えますが学びは全然違うと言うことです。



また農学部についてはその大学がある地域性によっても学部名が変わったりします。



例えば海に面した長崎大では農学部ではなく水産学部に置き換わったり、広島大学のように農学部だけでなく畜産や水産も足して生物生産学部として広い学びを学べるようになっていたり、



逆に千葉大学のように農学部から動物系を外して園芸学部として専門的に学んだり、他にも農学部ではなく生物資源科学部や生命科学部としていたり、



色々選べるのも農学部系の魅力です。



理系は好きこそものの上手あれ!では学ぶ学問ですから好きであれば楽しいです。



また理系行きたいけど数学理科が得意じゃ無いんですよねと言う人も多いかも知れません。



それについては今回はもう長々描いているので次回書きます。