予想通り、○○君から早速相談が来ました。



出願どうしようか?

玉砕しても第一希望は受けるべきか?

後々自分に納得がいくから受けるべき!



と言いう人は多いですが、ぶっちゃけ他人だから言えること。



私は、強行出願した方が良いかどうかはその人によると言いたい。



また志望する大学にもよると言いたい。



私はC判定なら迷わず行け!出願しろと言います。

もしそれで落ちたのなら自分の2次での実力不足ですから自分に納得いくと思います。

C判定は合格率50%と言うことですからね。



Dの場合は受験したい学校次第です。



2次比率が高い大学であればGO!

2次比率が低ければランクを下げた方が良いと思います。



基本2次比率が30%以上見てくれるなら、D判定でも2次で挽回できる範囲だと思っています。



しかし2次比率が10%とか20%なら、ほぼ共テで決まっているようなもので、2次での挽回は難しいと思います。



しかしこんな人は2次比率が30%以上なら挑戦しましょう。

これまでの模試の判定が特Aで、今回たまたま共テをやらかしただけの人。



この人は元々実力があるので逆転可能です。



しかしどんな方もE判定の方はちょっと無理だと思います。



限りなくD判定に近いE判定ならあるかも知れませんが、正直ここ5年くらいE判定て特攻出願する子は私の周りではほとんど居なかったのですが、



そんな数少ない特攻した子で成功者は今まで0です。



E判定と言うことは上位40%に入れていない状態で受験することと、今年の受験者は易化の恩恵を受けているので模試でのライバルが自分より良い共テ点数を持って受けると思うとD判定からの逆転は狙えても、Eからはさすがに無理かな?と思っています。



ただ国公立大学は中期・後期も含めて3回受けられるので、たとえ中後期でもっと目標を下げた大学でも納得できると言うことであれば、自分のこれまでの想いを前期で第一志望に出願されることをオススメします。



それともう一度、何でその大学が第一志望になったのか?も思い出して下さい。



冷静に考えるとそこがなぜ良いと思ったのかよく分からなくなったりして、思い込みの拘りだけだったりしたりして、急に行きたい大学が変わったりする事もありますので、まだ時間は少しありますので、自分を追い込まないようにして出願先を考えて欲しいですね。



最後に実際にあった4年前の話をしますが、

その受験生は元々A大学を目標に。

B大学を本命に、C大学を滑り止めに春の時点から決めていたので、



AまたはB大学を前期に、C大学を後期に受けると決めて、夏〜冬へと順調に頑張り、年末にはA大学も模試でB判定は取れるようになり、共テ(センターだったかな)を受ける頃には「前期はA大学、後期をC大学」と決めていました。



成績が上がったとはいえ、さすがにB大学を後期で合格できるほどまでは到達していなかったので、こう決めて共テを迎えました。



ところが本番に大きな予期せぬ事が起こり、後のバンザイシステムでもA大学はE判定。



C大学後期もB判定になるほどでした。



最初は2次に自信があったので強行出願すると言いましたが、もう1つのB大学もC判定。



しかしここまで成績を順調に上げて来たために、もうB大学の存在は彼の心の中からは完全に消えてましたので、もはやB大学を選択する気持ちにならなかったのです。



C大学についてはもしかしたら後期で行くかも知れないと言う頭があったのですが、悔やみきれません。



その時の私からのアドバイスですが、

「そのままA大学を受けて納得してC大学に行けるならそれでも良いけど3月末まで戦いは続く。



そしてもうB大学のことは逆に忘れた方が良いんじゃないかな?どうしてもA大学と比較するので多分引きずると思う。



あなたは理系なんだから大学院も行くんやろ?

それならリベンジは大学院でも出来るし、なんなら進路が国公立大なら3年次編入もチャレンジできる。



早く気持ちを切り替えるなら、後期で受ける予定のC大学を前期に回してこの受験を終わらせて気持ちを切り替えて、しっかり勉強して院や編入に頑張ると言う事も良い戦術やと言う事も頭の片隅にいれといたら?」



つまり予定外だけど次の目標のモチベに繋げると言うものでした。



たとえ共テの出来が予定通りでもA大学に絶対行けるか?と言えばA判定までは行ってなかったので、共テが失敗していなくても後期のC大学に進んだかも知れない訳ですから、そのようなアドバイスを送ったのです。



それと彼自身気が弱くパニックになっているため、A大学の2次までの期間まともに耐えられるような気がしなかったのもあります。



幸いな事に彼の親は子供が納得して行く大学ならどこでも良いよ!と言う理解のある親だった事はすごく彼を救いました。



結局もう1度A大学の赤本などを解き直したり色々やってみたりして逆転は無理だと思ったのでしょう。



私からのアドバイスどおり後期予定のC大学を前期に回して特A判定の余裕を持った受験で2月中旬に受験を終了させました。



彼は今A大学ではないんですが、すごく納得できる大学の大学院に合格し、この4月から通う事が決まってリベンジを果たしています。



大学や大学院は卒業してなんぼ。最終学歴が納得いけば良いんです。



文系で院には行かない人だって3年編入の道もあります。



院なら不得意教科の受験もありませんし、私立大学にさえ行かなければチャレンジできます。

(私立大学では編入チャレンジを禁止している大学が多いからです。)



このアドバイスは良いかどうかは人によると思います。



こう言う道もあるんだ!と言うことだけ、皆さんにも知っておいて欲しいなと思います。



出願は慎重に、落ち着いて考えて決めて下さい。