前回は中国地方1位(規模)の広島大学を紹介しましたが、今回は四国地方1位の愛媛大学を紹介します。


愛媛大学は四国最大の街、松山市のど真ん中、便利で良い場所にメインキャンパスがありますが、農学部は樽味(たるみ)キャンパスと言う別キャンパスになります。


樽味キャンパスも中心から少し外れるとは言え、同じ松山市内(メインキャンパスから自転車で10〜15分ほど)にありますので立地はそんなに変わりませんし、店も多く充実していて良い立地です。


何よりもこの松山市と言う街は住みやすさで評判良いです。


外食で美味い店が多いし、安いのが学生にとっては最大の魅力かも。私も大好きな街です。



農学部の建物の古さは否めないのですが、キレイに使われている感じがします。


大学の建物の最上階あたりに大学名が書いてあれば良いのですがそれが無いので見つけにくいかも知れません、受験前に下見をしておくことをオススメします。


でも立地は松山市内の静かな良い場所にあります。


隣には愛媛大学附属高校もありましたね。



愛媛大学は農学部だけでなく、理学部や医学部など理系が看板的な大学で、文系の看板である経済学部や商学部が無いと言う特徴があります。



愛媛大学は何と言っても理系学部の研究施設が凄く、世界的にも有名な物を持つ研究施設を数多く持っているのが何よりの特徴です。


・「地球深部ダイナミクス研究センター」では世界一硬い人工ダイヤ「ヒメダイヤ」を開発した。


・「生物環境資料バンク(esバンク)」では世界の生物、約12万点が冷凍保存されている世界唯一の環境のタイムカプセル。


・世界最大のタンパク質セットを持つ「プロテオサイエンスセンター」。


・「宇宙進化研究センター」では、数多くのブラックホールを発見。


の他に、産学連携でも

・「南予水産研究センター」でのスマ(カツオ)の研究と養殖。


・「紙産業イノベーションセンター」でのセルロースナノファイバー、紙製バイオチップ開発と研究。


などなど他にも他にない研究施設がまだまだあるのですが、世界・地域と繋ぐ研究施設の多さは、他大学を凌ぐ凄い大学です。



それらもあって、国からの研究費、科研費が地方大学の中では徳島大学同様と同様に多く頂けています。



しかし、関東関西から遠い地理的なビハインドからか?国立大学の中では入りやすい方の大学で、入学のしやすさに対してこの研究施設の充実と多さを考えると、かなりお得なコスパの高い大学と言えます。


農学部に限らず、遠いけどぜひ狙って頂きたい大学ですね。




農学部専用バスもあるんですね。



ちなみに一般教養でお世話になるメインキャンパス、城北(じょうほく)キャンパスはこんな感じです。



祝日には大きな国旗が掲揚されて、隣にある護国神社とともに素晴らしい眺めになります。



すぐそばに松山城・道後温泉があり、観光客も多く活気のある街の環境が良いですね。


前にも言いましたが、色んな角度から見て私が全地方大学の中で1番オススメしているかも?って言うくらいの大学です。


さて受験の話ですが、

共テは5教科7〜8科目。

個別学力試験に数学・理科の2教科。

2次比率は36%と国立大学らしい王道受験です。


後期も共テは同じですが、個別学力試験の代わりに面接があるのですが口頭試問を含んだ面接になるのでしっかり答えられるように勉強を怠らないこと。


ですが、後期の2次比率は18%ですから、まずは共テ重視で頑張って下さい。