フルメタルジャケット 海とサーファーが教えてくれた その12 | フルメタルジャケット

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こんな時代だけれど、日本のモノづくりを再起動したい。

[4].インドへの出張
 2009年7月にはS氏と一緒にインドのバンガロールに出張しました。この出張は2005年に病に倒れて以降、初の海外出張であり、とても思い出深いものになると同時に一段と健康に自信を取り戻し、さらにインドを好きになる出張となりました。
 バンガロールへのルートはいくつかありますが、直行便は飛んでいません。そこで私達はシンガポール航空を使って、シンガポールのチャンギ空港で乗り換え、バンガロールに向かう便を選択しました。シンガポール経由は距離的には長くなりますが、乗り継ぎの間の待ち時間が行きも帰りも、2時間から3時間になっていて、トータルの移動時間は他と遜色がありませんでした。

 成田からシンガポールまでは、その当時就航したばかりのエアバスA380型機に乗り込みました。総2階建ての豪華な旅客機ですが、エコノミークラスは、目の前の液晶ディスプレイが大きいことくらいで座席は他の機材と比較してあまり違わないような印象を受けました。座席に座って、いつかはビジネスクラスで世界を飛び廻るようになりたいと思いました。
 そして、飛行機がボーディングブリッジを離れて滑走路に向かっている時でした。何気なく前の座席のポケットに入っていた「機内安全のため」のしおりを見ていました。その中に、“心筋梗塞を発症して時間が経過していない方や重症の方は、航空機の利用をお勧めできません”という記述を発見しました。既に飛行機は離陸に向けて動き出しているし、飛行機の中でこんなのを見せられてもどうしようもありません。少し焦ってしまいました。
 バンガロールには何事も無く到着し、訪問先とのミーティングもこなして無事に日本に帰ってきたときにはすっかりインドが好きになっていました。以前から、インドを訪問した日本人は、その後、インドを再び訪問したくなるか、もう行きたくなくなるかどちらかになると聴いていました。私の場合は間違いなく何度でも行きたくなりました。

 訪問先の会社で会ったエンジニア達はみな、真剣にこちらの言う話を聴いてくれて、自分の率直な意見を返してきてくれました。その中で、気が付いたのは彼等は一つの案が提示されると、積極的にさらにそれより良い、具体案を出そうと努力することです。こちらの持って行ったアイデアに対して、それよりも自分たちが考えたやり方の方がなお良いと提案してくるのです。その中にはこちらの提案に対する否定も含まれているのですが、それが前面に出てこないのが彼等のスタイルです。もちろん、個々の検討項目に対してYES/NO(肯定/否定)の両方の答えがあるのですが、全体として”こうした方がより良い結果をもたらす”という、ポジティブ・シンキングのスタイルが貫かれていました。
 この会社とは、その後何度かお互いに行き来したり、先方から長期滞在でエンジニアを向かい入れたりもしましたが、終始一貫してこの印象は変わりませんでした。これは、おそらく彼等が受けてきた教育によるところも多かったことと思います。


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