2月に300億円の税金投入をしてもらったでぇ~企業が、突然バンザイしてからというもの、提携話を進めていた客(企業)が蜘蛛の子を散らすように逃げ、3年間タラレバタラレバとひっぱてきたベンチャーキャピタルは
「私は、応援してきただけですから」
の捨てゼリフ。
全てが逆回転したような半年でした。
ようやく落ち着きを取り戻して、日銭稼ぎのバイトにもありつけました。
そんな中、やっと手にした国民健康保険。
これで心臓のクスリも買って行けると安心したのもつかの間、届いた通知の毎月の保険料は何と96,200円。
これまでの”滞納”分167,540円と併せて8月31日までに払わなければなりません。
こんなもの払えませ~ん。

なんで、こうなったかというと、前年度の見せかけ上の収入が多いからですが、
これも会計士が、税務上問題が有るとの指摘でとった策に乗った結果。
全ては経営者の責任と言ってはそれまでですが、様子見社会に逆らって生きてきた結果がこれなんでしょう。
とにかく、今日はまだ健康保険が使えたので、クスリも2ヶ月分買えました。
とりあえず60日は死刑執行までの猶予を貰ったので、この間に何とかしなくては。
そんな中で、ずっと心臓を診てくれて、命の恩人でもある循環器科の先生は数少ない理解者。
「どんなに酷いときでも、身体には気をつけなさいよ」
と言っていただいた言葉が身に染みました。
いま、本の第2弾を構想中です。
これは、自分の実体験と証拠書類を基に、これから日本で起業を目指す人達の道標となるような本にしたいと思います。
こんな時代にあえてチャレンジする勇気ある人達に自分と同じ思いはさせたくありません。
それにしても、サーフィン発電に加わってくれる勇気の有る奴はいないかなぁ~
なんとか、次の世代に残してゆきたいし、そのためにはもう少し形にしなければ。
出港してしばらくは後部デッキのベンチに座って、のんびりと航跡を眺めていました。

少し左に目をやると久見浜港のランドマーク、東京電力横須賀火力発電所の煙突がそびえています。

やがて、小さな男の子がやって来ました。
手にはカッパえびせん。
指でえびせんの端をつまんで、手を伸ばしています。
こうなると、彼のやろうとしている事は直ぐに想像がつきます。

数羽のウミネコ達がそれをめざとく見つけて、巧みな飛行術で近づいて来ます。

身体を少し傾け、首をちょいと伸ばして、ナイスキャッチ


その後も、船と同じ速度で滑空しながら次々と餌を貰ってゆきます。
こうなるとウミネコも集まるし、乗船客も集まってきます。

私は、ほどほどにその場を退散し、上のデッキへと移動しました。
船の進む方向には、綺麗な入道雲が浮かんでいます。

煙突の上には秋の訪れを告げるうろこ雲が綺麗な模様を描いています。

静かな太平洋の沖には、うっすらと伊豆大島の島影が見えます。

こんな時には何時間ものんびりと船旅を楽しみたい気分ですが、程なく対岸の金谷港に近づいてきました。
前方に鋸山が迫って来ます。

今回は、ふもとからロープウエイであの山頂まで一揆に登ります。

午後4時ちょうど。
金谷港に降り立ちました。

ターミナルでは久里浜に向かうフェリーに乗船するクルマ達が列をなして待っています。
この日は、お盆休みの最後の日曜日です。
思い思いに楽しんだたくさんの家族達を乗せて、金谷丸は再び久里浜に向けて出港です。

私は、鋸山の山麓を目指して歩き始めました。

明日晴れるかなを口ずさみながら
神より賜えし孤独やトラブル
泣きたい時は泣きなよ
これが運命でしょうか?
あきらめようか?
季節は巡る魔法のように

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