
緩やかな登り坂になっていて、足元には波打ち際が迫ります。

小さな岬にある黒根先公園です。
木々の間から綺麗な海岸線が見えます。

少し白波が立つ海の上を船が南に向かってゆっくりと進んでゆきます。

公園で足のストレッチをしていたおじさんと挨拶を交わしました。
「全線ウォークですか?」
「はい。」
「これから先の坂はきついですよ~。気をつけて。」
「はーい。ありがとうございます。 行ってきます。」
軽い会話の中にほっとした一瞬が通り過ぎてゆきました。
が・・・・この先の坂は、きついです。

伊豆急全線ウォークの伊東行きルート第6区は伊豆稲取駅から片瀬白田駅までの区間で、距離は7.8km、レベルC急なアップダウンのあるコースです。
特に、この区間は全線ウォークの中の最高地点290mまで登ります。
国道135号線の下をくぐりました。

前方に山が見えて来ました。
あの山の下の高原を通って行きます。

途中で振り返ると雄大な海の眺めを楽しめます。
息はハアハア、心臓はバクバクしていますが・・・

幹線道路に出て、坂道が緩くなるかと思ったら・・・変わりません。

しかし、前方に元気の出る看板が出てきました。
「伊豆みかんワイナリー 直進600m」

さらに坂を少し登ったところにT字路がありました。
全線ウォークの正しいコースは右に曲がるのですが、この時は見落としてしまってそのまま登ってゆきました。


途中に林道の入口がありました。
ちょっと森林浴をしました。

そして、帰って来ました。
みかんワイナリー

エントランスの坂を上り、お楽しみの試飲コーナーへ。

ドアを開けて入ると、中には誰もいません。
「こんにちは。試飲させて下さい。」

「は~あいつ。」
直ぐに横の部屋から店の人が出てきて、冷蔵庫から次々とワインやお酒をカウンターに並べていただきました。

ここから先は、お酒の”わんこそば”状態になりましたが、そんなに一揆に全部は試せません。
どれも個性のある、果汁の味が良く出ています。
そのぶん、直前に飲んだお酒の味が口の中に残るので、微妙な味は判らなくなります。
お店の人に試飲しているところを写真に撮って貰いました。
後で写真を見ると、頭から汗をかいているし、眼鏡は曇っているし、冬眠からさめて森から出てきた腹ぺこのクマさんがハチミツをあさりに来たようなものです。

一揆に試飲した後はお土産にさくらのお酒を買って、リュックに入れて気持ち良く、ウォーキングを再開しました。

このお土産の重さが、この後の行程でじわじわと効いてくるとは全く予想していませんでした。

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