
さて、前回までは海沿いの道を歩いてきましたが、今回は海岸を少し離れて国道1号線を歩きます。逗子からスタートして湘南海岸を何となく西に歩いてきたこの旅も、何となくゴールに決めていた小田原には今日中に着きそうです。
国道に出てすぐに目に入ってきたのは富士山。道の先に真っ白な姿が見えます。昔に東海道を旅した人もこのように富士山を観ながら歩いたことでしょう。

この日の前日に、宮崎のシーガイアからメールを頂いていました。シーガイアのメンバーがリレーで、東京から宮崎までランや自転車で走り次ぐとのこと、ちょうど神奈川県を通っているところなので、出会ったら応援してくださいとのことでした。16日は大磯を出発して箱根まで向かうそうです。よりによって、真冬の一番寒い時期に箱根を目指すとは....と思いましたが、応援せねばなるまいと思い、大磯で出会えないかしばらくきょろきょろしながら歩きました。目印はオレンジ色ということで、それらしい、ユニホームを見つけては、もしや・・・と思ったりしていました。

でも、Twitterの実況中継を見てみると向こうの方が先行しているようです。あっちは、自転車かラン、こっちは歩きなので追いつくことはないなと思い、後は、マイペースで歩くことに決めました。
しかし、寒い。日差しがあって、風がなけれればそれほどでもありませんが、風が吹いてくると耳の辺りが痛いです。道は緩やかなアップダウンを繰り返し、高いところでは正面に富士山の勇壮を見ることができます。

しばらく行くと江戸からの距離を記した道しるべが有ります。

国府津駅を過ぎた辺りで、左手前方に伊豆半島が近くに見えてきました。伊豆は暖かいのかな? 行ってみたいなあ? うん、行って見よう。と、3段論法で、この旅のゴールを伊豆の下田に決定しました。

歩き始めて3時間で酒匂川に到着しました。県が管理する二級河川のようですが、なかなか大きな川です。橋に出ると川の上流方向から吹きさらしの強い風ががんがん当たってきます。皮のジャンバーを来ていましたが、顔から体温が奪われて行く感じです。

でも、この寒さを何とか写真に撮ってみたくなりました。吹雪や雪の景色だとすぐに寒さは伝わりますが、晴れて雪もない場所ではなかなか難しいです。雲の形で見せるしかないかなぁ?
そうして撮ったのがこの写真。それから10数分、橋の上で粘りましたが、結局最初に撮ったこの1枚が一番寒そうです。

いい加減、身体が冷え切って、耳の辺りがずきずきして来ました。急いで橋を渡ろうと思ったら、300メートルくらい有りそうです。じゃあ、引き返そうかと後ろを見ても同じくらい有りそうに見えます。とにかく寒い。かといって、真昼の国道1号線で遭難するのもおかしいので先を急ぎます。ちょうど、ヘッドフォンからは今日何回目かの「さらばシベリア鉄道」の唄が聞こえてきました。このシチュエーションにはまりすぎています。
伝えておくれ~1月の旅人よ~♪。
橋を渡りきり、小田原の街中に入って行くと風はぴったりと収まりました。これまでの歩きと違って、この日のウォーキングは精神修行になりました。辛くても前に行くんだと。
小田原からの帰りの電車は、がんばった自分へのご褒美と言うことで、グリーン車に乗って、お弁当を食べながら、暖か楽ちんで帰りました。

次回は身近な話題をUpする予定です。
旅のログ-伊豆・湘南・東京湾・房総半島てくてく旅(その1)
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