永遠に続くかと思った暑さもあっという間に収まり、夜は肌寒くなってきました。
お彼岸とは年2回、春分の日と秋分の日を中日とした、前後の各3日を合わせた7日間のことで、初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸の明け」といいます。
中日には太陽が真東から出て真西に沈み、この夕日の沈む方向に西方極楽浄土があるとされご先祖の供養のためにお墓参りをし、夕陽を拝む風習がありました。
彼岸と言えばこのお花

、、、そのまんま彼岸花、なんですが別名を曼珠沙華(まんじゅしゃげ)ともいいます。
今年もキレイに咲き乱れていました。
日々の生活の中で忘れがちな季節感や先祖供養の心を定期的に思い出させてくれます。
和のしつらい、歳時記は日本の農業、仏教と密接な関係にあって、それは生活のいろんな場面に現れてきます。
例えば彼岸のお供えもの、、、。
「ぼたもち」と「おはぎ」は、お彼岸のお供えもので、共に餅米とアンコでつくられた物ですが、季節の花になぞらえて、春のお彼岸には牡丹餅、秋にお供えする場合はお萩と呼ばれています。
こんなところでも季節感を現しているのですね。
生活を大切にすると衣・食・住全てに季節が関わってくるようです。
APROJECT建築デザイン事務所