ピアノが弾けてもオルガンが弾けるわけではない | MOMO's Music Class - 芦屋にあるピアノ・ボーカル教室

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大久保和慧が主宰する音楽教室【April Wizard Music Class - Piano教室MOMOin芦屋】のブログ

ピアニスト、音楽講師の

MOMOこと大久保和慧です。


今日は時間の合間を縫って

せっせとオルガン練習。


礼拝で弾く

1分10秒ほどのバッハと

賛美歌1曲のために、

何日も何時間もかけて練習しています。


かなり昔ですが、

エレクトーンにはまっていた数年があります。

足でベースして

左手はベース音を省いてコードおさえることに

苦戦していたことが

今では懐かしく感じます。


その経験はジャズピアノの左手に

大いに役立ちました。


エレクトーンはYAMAHAの商品名ですが、

いわゆるシアターオルガンの弾き方です。


左足でベースパート、

右足は強弱を操作するフットペダル、

下鍵盤は主に左手で弾き、

和音を押さえる、

上鍵盤は主に右手でメロディを弾きます。


足鍵盤は一般的なものは1オクターブですが、

2オクターブのものもあります。

わたしが最初購入したエレクトーンは

2オクターブの足鍵盤で、

手鍵盤はソロ鍵盤もある3段のタイプでした。


さて、

今回必死で練習していたオルガンは

それとはかなり違います。


パイプオルガンは足鍵盤は

両足を使い、かかととつま先を使います。

バッハやパッヘルベルなどの時代の曲を

弾くことが多いので、

足鍵盤も旋律です。

対位法という技法ですね。

強弱ペダルもありますが、

両足で旋律を弾いている時は使えないです。


そして、オルガンによって

ストップの数(音色の数)がかなり違うし、

たくさんの機能ボタンがあり、

一台一台違います。


その点はピアノは楽だなと思います。


そしてピアノが弾ける人は

もちろん手鍵盤は弾けますが、

ピアノタッチで弾くと

違うんですよね…


まあ、これは電子ピアノを弾く時も

微妙に弾き方を変えなければ

うまくいかないことの

延長線にあることだともいえます。


なので、エレクトーンは

グレードも取得しかなり弾いていましたが、

パイプオルガンは

新たに取り組まないと弾けませんでした。


それで、

まだあるんです。


ハモンドオルガンでのジャズ奏法。


エレクトーンと同じ弾き方もできますが、


ジャズオルガンの時は、

ほぼ手鍵盤でいけます。

左手でベースラインを弾きます。


このことを知ったのが

なんと

ゴスペルでバンドをしだしてからです。


大学は音楽学部で

音楽の専門家なのに

音楽のことで知らないことは

たくさんあるのですね…


ジャズオルガンは足はどうしているかというと、

B♭あたりの同じ音を

軽くビートをきざんでいます。

この奏法は使わない人もいるそうです。

右足はエレクトーンと同じく強弱をつけます。


ピアノ弾けたらオルガンも弾けると

思われがちですが、

そんなことはないという

お話しでした。