土曜日の練習で俺は小さく感動した出来事があった。
試合形式の打撃練習をしていた時、ピッチャー強襲の当たりがシュンタローの左腕にあたった。
少し痛い顔をして一瞬マウンドで棒立ちになっているところへみんながさーっと駆け寄った。まあ、見ていて体したことはないと思ったが、それでもチームメイトが心配して集まって来てくれたその場面がとてもうれしかった。その時、同級のチームメートであり共にライバルであり仲のよい親友がコールドスプレーを手にして思い切りダッシュして走って来たのにはジンと来てしまった。使うとか使わないとか聞く前に走ってすぐ息子の腕にスプレーした行為に俺はファインプレー賞をあげる。

昨日は春の嵐で練習は休み。でもこんな時でもないと高校野球など見られない。
息子のやっている野球の形が高校野球のそれに近づいて来たから、違う角度で見ている自分に気づいた。

今日から学校は春休み。 朝6時に起きて久しぶりに落合公園で1時間程息子と軽く練習。50球程なげさせた。足りないのは走ることと投げ込むこと。キャッチャーをした俺は膝がしばらく笑ってたし、軟式ミットだとちょっと痛い。軍手をしてさらにもう一枚丸めた軍手を左人差し指との間にかませたが、ちょっとはれたか。
そういえば今日息子は友達と豊島園辺りへ行って、映画を見てくるらしい。明日からは自主練が三日間続く片道15kmを自転車で通うわけだが、春のこの光の中でうらやましい限りだな。
しかし働きもしないで外で友達と食べるなんて、ずいぶん偉くなったもんだ。一年の成績表は、あまり褒められたものではなかった。今までの俺の手綱捌きが良かったのかわるかったのか、その反省材料としての俺の成績表でもあるわけだ。
grand1

バッティングの調子が悪いのは何のせいだ? 完全にタイミングが合わない。ボールが見えない。先日来、スランプに陥りフォームの改造に取り組んだシュンタローのバッティングは今まさにどん底だ。


bat2


コーチのアドバイスによって背筋を伸ばしたところ、おそらく重心が安定したせいかぐっと膝が曲がりフォームが低くなった。それから前足を出すタイミングを忘れてしまったようだ。もう少し高く構えてもいいんじゃないか。もとへ戻してみよう。次の大会までにはまだ時間はある。

スランプをとく鍵はスマイルだ。絶不調の時こそスマイルが大切だ!!
来た球を打てばいいのさ


walk1
 野球はいろんな体型をした人間が、いろんなこと考え、自分の居所を見つけて、個別に研究を重ね、全体の中で不協和音にならないように美しいハーモニーを奏でる見た目にも美しいスポーツだと俺は思う。そしてリズムもね。
 かの大投手江夏豊さんの『超野球学』の中で、ピッチャーと野手のリズムについてとても端的に書かれた章がありました。
自分のチームがどの位点をとるのかも投手のリズムにかかっている
部分も大きいそうです。理屈ではなく経験的な話なので、非常に説得力がありました。野球小僧たちがちょっとでも上手くなる方法はないかと考えているうち、もう5年が経ってしまった。大して役に立ってはいないけど。
 今日会社で片付けをしていたらシュンタローの4年生、河川敷で都大会の時の新聞社が撮ったものを買った写真が出て来た。デジカメ登場以来、俺の生活は変わった。気がつくと息子のしかもユニフォームの姿の写真がもうまとめきれずパソの中に沈没船化してる。まあ、それを時々潜ってはとってくるのも今の俺の楽しみの一つでもある。
 さて、また明日ははやい。週末は6時起きは普通だ。その点は地元小学野球と大きく異なるところだ。しかし、なぜか加美さんと息子はどっかに食事に行ったっきりまだ帰らない。かみさんはかみさんで息子を離さない。おお、うちでも引っ張りだこの息子。
pitch1
pich2
中学1年があっという間に終わってしまった。同時にシニアの一年も終わってしまった。親が子のために作った滑走路は実はやっぱり子離れの滑走路でもあるのだな。まだまだ子供だと思っているのは親ばかりだな。進学・受験などという言葉がそろそろ出始める頃だ。先日、そういうことには口の重いシュンタローが高校のことを切り出した。
「おれ、特待で地方行ってもいいよ」
出て来た名前は『仙台育英』
お前な~、なんてこというんだ。それってお前、
俺は二の句がなかった。一人息子とはやっぱり淋しいものだ。キャッチボールがしたくて始めた野球。あれよあれよと背が伸びて、そりゃー楽しい思いをずいぶんさせてもらったけど、もしかするとこの滑走路ももう、そんなに長くはないのかも、と俺より背の高くなったシュンタローをちょっと見上げた。
それより特待の意味知ってんのか~っ!
それより明日は成績表だぞ!!

試合形式のバッティング&ピッチング練習。うん、ちょっといつもとフォームが違うな?と。帰り道すがら車の中で、
私「ちょっと変えたな」
シュンタロー「わかった?」
私「フィニッシュの右足だ」
シュンタロー「そう」

俺はほとんどのお前の練習を小さい時から見ているのだ~。
 あー、もうすぐ春だなあ、今年のわが少年野球チームの壮行大会は準決勝で負けてしまいました。
しかし、「負けこそが推進力」なのだ~!
河川敷で傾いた鉄管を打ち直し、ネットをきれいに張り直し、2つ増設したブルペンの調整を父達でやった。普段はできない都会暮らしにはこんな土いじりは意外と楽しいものだ。さて、もうすぐ芝刈りが始まる。センター122メートルの芝(雑草のたくさん)は刈りでがあるのだ。
壮行大会優勝の瞬間ほとんどが年下の5年生だからシュンタローはその中で大きく見えた。この学年3つめの優勝だった。2006soukou
風邪はほとんどなおった。朝起きるなり鏡に向かって、バットスイングを2回3回とエースとして登録されて試合に出られなかったことがどれくらい悔しかったのかは正直計り知れない。というより本当に悔しかったのかどうか計り知れない。小学軟式に入って野球を覚えた頃からもうすでにレギュラーで、気がつけばピッチャーマウンドに立って試合をしていた。シュンタローにとっては案外、まあ次がんばるか~、位なものなのかもしれない。まあ、いいか。
エース不在のチームに勝利の女神は微笑まなかった。それはそれは大変な試合、大味な試合だった。春の大会はこれにて終了。せめてもう一度投げさせたかったがしょうがない。来月から始まるブロック大会でがんばってもらうしかない。
2007-0317春季復活一回戦
相手チームが弱かったと言ってしまったらそれまでだが、風邪気味だったがきっちりと仕事はした。当たり前のことを当たり前にこなす。本日のピッチングは、俺から見て合格だ。でも悪い予想が的中。夜は熱が上がり医者へ。これまでそういうことではほとんど私たち親を煩わせず大きくなった息子だが、明日のこともあるので大事を取って行った。インフルエンザの可能性を捨てきれず、タミフルをいただいてきました。残念ながら明日はおやすみです。明日も試合はある。俺は応援へ行く。さてエース不在でどこまで行けるか。