これは私が人生で最も伝えたいメッセージ、どんなに辛くて、悲惨なことがあってもいつかはそれを光と希望で話せる日が来るということである。怒られるのを覚悟して言うけれど、自分が経験したことなので、少しでも、何か他の人に希望を見いだせるきっかけになればと思って書いてます。

私の自死した英国人の夫ダロルはかってモデルをするくらい美しい男の人でした。フェイスパックが大好きで、よく、冗談任せに、友人と、白いフェイスパックをしていたものです。

きれいな顔をしているくせに、面白い人で、亡くなったすぐ後の2週間ぐらいは私と、彼の親友をカップルにしようと、冗談まじえに私に話しかけてて、悲しいのと笑えるのとで、少し困った思い出があります。彼の親友のサイモンはその時独身になったばかりで、どう?

サイモン面白いでしょ?とか ちょっと 俳優のヒューグラントに似てて、素敵でしょう?

おすすめなんだけど。とか彼が私に話しかけて来るのです。それが生きてた時と全く同じ、電話の中で話しかけてくるように話してくるので、困ります。

 

その後、5年間ぐらいはフェイスパックをした飛んでるゾンビとして、私の夢に時々、登場。笑っていいのか怖がっていいのかちょっと困りました。

きっと彼としては、残した私に幸せになってほしかったのだと思います。

あれから23年の月日が流れました。私は英国とドイツにパッチワークファミリーがいて、娘たちも大きくなり、あのころとは比べ物にならないくらい平和で、幸せな日々を過ごしています。あの時の私に、きっと大丈夫だから安心して。と言ってあげたい。

これを読んでくださってるあなたは今どの地点かはわからないけれど、あなたの人生にもきっと平和で、幸せな日々な人生が待ってます。

もしかしたらいろいろあった出来事を一時忘れて心の奥にしまっておかなくてはいけないかもしれないし、逆に、解放してあげて、人に積極艇に話したほうが気が楽になるかもしれないし、それは人それぞれなので、一概には言えないけれど、今この一瞬はあなたの大切な宝物だから、それを大切に、自分にいちばんやさしく、楽しいことで埋め尽くしてください。23年前の私にはそれがずいぶん長い間できませんでした。そして自分で自分を苦しめていたんだと思います。だからあなたにはなるべく楽になるようにそして希望を持ってもらいたい。そう思ってこれを書いてます。

 

ちなみに英国人の夫ダロルの前世は金髪の美しいドイツのお姫様で、私は彼女を守りたい騎士でした。