とりつく① | 毒を持つ人

被害者(ターゲット)に選ばれるのは、どんな人なのか。


自己評価が低い人。

境界性は「見捨てられ不安感」がある為に、自分を見捨てたり傷つけないであろう、優しい人。

何らかの利益を見込まれた人、つけこみやすい悩みのある人。

等、いろいろ言われていますが、


わかりません。



分からなくなりました(゚ー゚;


分からないながらに考察するに、どこかに彼らが「羨望」する要素を

持っている人でしょうか。

境界例は寄生先を探しています。

その要素にしたところで、何が彼らのセンサーにひっかかるかは、不明です。

地位、学歴、性格、容姿、品性、頭脳、職業などの

分かりやすいパーツだけでなく、カーテンを新調したというだけでも

ターゲットになる可能性があります。


最初のうち、境界例はやたらと相手を褒めます。

実はミラー効果で、褒めている自分を相手と同化させて褒めているのですが、

とにかく、理想化します。

「このわたしが高く高く評価しているあなたはすごい」

そんな言い方をします。

一般的な、友人自慢、身内自慢とは違います。

《あなたはすごい

=そんなあなたを認めてあげたわたしはすごい

=わたしはすごい》です。


このようにはじめは極端な理想化から始まるので、加害者が選ぶ相手は

加害者にとってなにかの羨望対象なのかなと思うのですが、分かりません。

接近時における称賛は、媚であり、かたちを変えた本人自慢です。

聞かされるこちらがいくら迷惑し、否定し、居心地悪く、さめていようとも、

ボーダーには、そのあたりの機微は分かりません。



「相談」に、うっかり応えてしまったら、ターゲット確定。

友だち=しもべです。

その友だちに、別の価値観や、別の付き合いがあること、自分以外に

仲の良い友人たちがいることは、ボーダーには理解できません、ゆるしません。


印象操作を駆使して、境界例は徹底的にターゲットの

孤立化をはかります。ターゲットに逃げられたり、ターゲットが

自分以外の人間と親しくなることが、堪えられないからです。


わたしのケースであれば、

「コトンさんは、気難しくて、孤高の人だから」

印象操作されて、誰も近づけないようにされていました。

悪口のようでいて、悪口ではない。

単純なようでいて、印象操作の効果は絶大です。

その上で周囲をとりこむために、

「みんなで協力することは大切ですよね。人の意見は大切にしなければ。

わたしも昔は他人を排除し、とんがっていました。でもいまは人の親切に感謝し、

協力することを知っています。みんな、ありがとう」

など言います。

本音であれ、虚言であれ、ターゲットへの悪イメージと抱き合わせるのです。


ターゲットには悪印象を、自分には好印象を。


一つ分かるのは、性格のキツい人や、

自己愛傾向のある人、鈍感な人、

「相談」を持ちこまれても、ピシャっとお断りするような性格の方には、絶対にとりつきません。

嫌味をぐさりと放たれても、すぐさま言い返すような人も、ターゲットからは外れます。

それは確かです。



裏を返せば、親切な人ほど、マークされる確立は高いです。

それだけでなく、彼らに無いもの、あたりまえのこと、

 「他人を思いやる心」

 「問題解決へのサジェスチョンができる」

 「おとなの気遣いや配慮」

があるだけで、「羨望」となり、ターゲッティングされるのです。


女性同士の場合、センスや容姿、ライフスタイルなども加わるでしょうか。

映画「ルームメイト」です。エネミー・フレンド。

ホラーです。



「あなたってすごい! 尊敬します!」

手放しの称賛の次に、

「賢くて誠実、そんなあなただから、わたしのことを理解してくれる」

”あなただけ”

をにおわせた、依存がきます。

依存(共依存)は誰でも何かしらのかたちでお互い結ぶものですが、

ボーダーの依存には、その後に一方的な

「支配とコントロール」が待っている、不健全なものです。


境界性の女性は、異性を相手に、女優になります。

彼女たちが「相談」してきたら、男性が掴まってしまうの、無理ないと思います。

嫌味じゃありません。

男性の騎士道精神を、逆利用されるのです。

境界性の女性には、しばしば、”取り巻き”がついています。

取り巻きは、加害者の訴えを鵜呑みにして、加害者を悩ませている被害者に対し、

もっとも鋭角的に正義の制裁を加えてくる存在になります。


こうやって書くと、なんだか見分け方は

簡単なようですが、実際には分かりません。

分かるくらいなら被害者は出ません。誰も洗脳されません。

子を虐待する親も、凶悪犯罪者も、立ち話程度の関係ならば

(被害者以外の人にとっては)、ふつうの人です。



境界例は、恩をかならず仇で返します。

彼らには人間の義理というものが、分かりません。

節度や、分別も、ありません。

あるふりをしていますが、分かっていません。分からないから、破壊します。


境界例は、彼らの中にある

彼ら自身の問題にターゲットを引きずりこみ、

自身を投影したターゲットを貶め、破壊することで、

自分自身をまもっています。


被害者に投影した悪の自分は、徹底破壊しないと、気がすみません。

なので、被害者の評判は、どんどん落ちていきます。

びっくりするほど、最低に追いやられていきます。←本当に驚いた

トラブル続きになりますし、

いきなり知らない人から罵声も浴びます。

印象操作されているので、被害者のことを好意的にみる人も誰もいません。

トラブルが起これば、「やっぱりね」と、被害者の評判はまた落ちます。


ことが発覚しそうになると、

ボーダーは被害者の仮面をかぶり、ひたすら謝罪したり、反省の色をしめします。

うつになり、落ち込んでみせても、ボーダーは消えません。

被害者を蹴り落としても、ボーダーはなんだかんだと美々しい言い訳をこしらえて

図々しく、もと通りに生き残っているはずです。



境界性に唯一、完全勝利をおさめられるのは、操作の一環である

批難にびくともしない、真性の自己愛性人格障害者だそうです。