NHKを付けていたら、零時回っていきなり静かな音楽になった。それまで勝手に付いていた番組は気にも止めなかったのに、静かになって急に惹き付けられた。久しぶりに音楽に触れた。さぁーっと色んな美しい物語、景色が思い起こされた。
文学も音楽も昔はこんなののどこがいいんだと、理解力のなさから浅い浅い楽しみ方しか解らなかったが、年を重ね経験を積むことによって、ようやく本当の味というものがもう少し深い奥の方にあるらしいという感覚を得ることができた。
音楽や文学そのものをただ捉えるのではなく、己の中にある己を形作っている骨、皮、精神全てと、対象とを全力で交流させるような感覚とでも言おうか。心地好い刺激と解されていく感じ。それこそ本当の楽しみなのではと。
だから、人によって解釈なんて様々でいいんじゃない。国語現代文の五択から正解を一つしか選んではならないなんてのは、あんまりじゃないかと昔から思っていたんだけど(笑)
いい音楽は人生を豊かにする。こんな風に音楽をゆったりと味わえる日がくるもんである。