臼井英之
『神様のおなら』

ふたつの山を借景に、海に9つの巨大な泡ぶくを出現させることを試みたもの。
しかし制作途中に事故が起き、残念ながら実際に泡ぶくを出現させることができなくなり、
記録映像とその装置を展示していた。
9つの泡ぶくは波紋へと姿を変えて、幾重にもなりながら再び海の姿へ戻っていく。


神浦海岸








記録映像。





残念なのだけど、なんだか笑える。
「神様のおなら跡」って・・・笑。







泡ぶくを出現させる装置。
この制作に関わった人たちの名前が書かれている。






海岸であそぶ。
おだやかな海面に太陽の光がキラキラ反射して、とても綺麗。






波打ち際。
鼻をかすめる潮の匂い、耳をくすぐる波の音。






近くの休憩所「島の家」で、しばし休む。
アート巡りに来た人たちを、地元のお母さんたちがおもてなしをしてくれる。
お茶とお菓子、柿を剥いて出してくれた。
わたしたちの他に、岡山から来ていたご家族も一緒に、束の間の談笑。

ここでも「神様のおなら」の記録映像がリピート再生されていて、
これを撮った時が大雨の日で、バックでは警報が響いていること、
雨が海を叩きつける音がバリバリ鳴っていることを、教えてくれた。
最初この雨の音も作品の音なのかと思っていたら、違った・・・。
そしてこの事故、命こそ落とさなかったものの、危ないところだったと聞かされた。

去り際に、お土産に、と小豆島の素麺「島の光」を渡してくれた。
お志をチャリンと籠に入れて、出発。



三都半島を離れ、土庄へ向かう。
土庄は、狭く入り組んだ路地が広がり、「迷路のまち」と呼ばれているらしい。
そろそろ展示時間の終了がせまるなか、迷いつつ目的地を目指す。


岸本真之
『つぎつぎきんつぎ』

食器や花瓶などの陶磁器を小豆島内から集め、
「金つぎ」という修復技法を模した手法でつなぎ合わせた立体作品。
島の人たちの思い出の品が作品としてよみがえった。

土庄本町 百十四銀行







かわいいのが並んでた。






まち歩きマップ。






狭くて迷路みたいな路地。







展示時間は17時まで、16:50までに入らないといけないのに、着いた時すでに16:53・・・
でもボランティアスタッフのやさしいお母さんたちが、入れてくれた。
帰宅して夕飯の準備とかもあったかもしれないのに、、
申し訳なさと有り難さが入り混じった気持ちを抱えつつ、中に入った。




『迷路のまち~変幻自在の路地空間~』

土庄本町は細い路地が入り組む、迷路のまち。
この独特なエリアに新たな「路地」を仕掛けるプロジェクトを実施。
まちの中や家の中を縦横無尽にスルスルと通過できるような路地を仕掛ける作品。
今年からスタートし、長期にわたり着工を予定していて、今回はそのプレ段階として公開。
路地を歩く感覚やその概念に揺さぶりをかけ、迷路のまちに巡りごたえをつくるというもの。




中は撮影禁止だったので撮れなかったけれど、ものすごく面白い。
家具をあけると、その先に思いもよらぬ空間につながる。

今回展示された旧たばこ屋さんをプロジェクトの拠点として、
約300件からなる迷路のまちを入念にリサーチして準備を進めているらしい。
そのリサーチ活動の地図、作品構想段階のドローイング、
さまざまな資料が壁面などに提示されている、プロジェクトチーム「目」の
ワークプロセスを見られる空間もあった。
このプロジェクトが実現したら、ぜひともまた行ってみたい。