その1、ではInterim approval(暫定的な承認)が出るまでが主でしたが、マルタについてからも最終承認を得るまでに必要な書類がまだまだありました。そして、ここからもまたながーい道のりでもありました。結論から言うと、9月29日にマルタに入国してから最終的にマルタのレジデントIDカードを手にしたのが12月10日なので、10週間もかかってました!

 

最終承認に向けて必要な追加書類

  • マルタ政府からのフォーム
  • マルタに入国した日のスタンプのページ
  • 1年以上の期間の家の契約書の写し
  • Rental Declaration Form (上記の契約をするさいに、家主側に記入してもらう書類)
  • 健康保険への加入
このすべてがそろい、かつ、指定の病院で健康診断を受けて、その結果と合わせてまたIdentity Maltaに本人が提出に行く、というのが最後の砦です。
 
ミソだったのが、住む家が決まらないと全ての書類が整わないというところです。
家探しに関してはまた大変だったので、別のブログで書きたいとおもいます。
 
全ての書類がそろったところで、11月14日の朝8時でIdentity Maltaで面接の予約を入れて、当日は朝7時に会社集合して担当の人と出向いたのですが、なんと、Rental Declaration Formがオリジナル(原書)じゃない!と突き返されてしまったのです。それは原書だと思っていたのに分けわからず。念のために、会社に戻って写し、だと思ってた方を持っていきました。が、それも写し、なので受け付けられないと。せっかく朝早起きしていったのに、そして、じゃあー原書はどこに行っちゃったのよ!?ということになって何か狐につままれたような、そして納得いかないながらも結局書類を通すことができずにその日は会社へ戻りました。
 
原書じゃないと判断された理由は、筆圧が指でたどっても感じられないからというなんとも原始的な理由だったんですが、
どーしても納得がいかなくて、会社に戻ってから水を少し垂らしてみたんです。そしたらやっぱり書きインクの部分だけがにじんだので、やっぱりこれが原書だったんじゃないの、と人事の担当の方と二人で怒りのやりどころがない!時間を過ごしました。
ちょっと厚めの紙だったのと、〇印〇品のすごーく書きがなめらな、いい水性ペンだったのと、あと、大家さんがやや高齢だったから筆圧が薄かった?というすごい奇跡な偶然が重なって起こってしまった悲劇だったのでした。。。
 
結局、Rental Declaration Formを大家さんに油性ボールペンで再度書き直してもらったのですが、モーレツな怒りがしばらくなかなか収まらなかったです。
 
その一週間後の11月21日に再度朝8時の予約を入れて、再訪です。なんと、先週の指でたどって感じないからこれは原書じゃないといった人が担当でした。。向こうは覚えてるのか、覚えてないのかわからないけど、今回は難なく終了。まあ取り合えずホッとしました。
最後にTemporaryの労働許可証みたいなものをもらいました。あとは、レジデントIDのカードを受領すれば、晴れて公式にマルタ共和国の長期滞在者として一年間過ごすことができます。
 
このレジデントIDカードがないと、今のマルタでは銀行口座を開くことができません。よって、私は小切手でお給料を支払ってもらっていましたが、これもキャッシュレスな生活していたことから比較するといろいろと不便に感じました。小切手から現金に振り替えて、しばらく使わない現金はどっかにうまく隠したりとか、あとはバスカードのトップアップするのにもいちいち代理店にいってキャッシュ払いしたり。
 
しかも、このレジデントIDカードは最長発行されるまでに10週間かかるという噂もあって、一体いつになったら銀行口座つくれるかなーと少し憂鬱だったのですが、ありがたいことに12月4日にカードを取りに来るようにという郵便が来て、12月10日、無事に受け取りました。
 
ほんとーに長かった。EU以外の第三国からの移民は、毎年ビザの更新を要求されます。次回のことはまだ考えたくないけど、一年は本当にあっという間だなと思うので、かなり前もって手続きの準備をしないといけないなー、人事の担当者の方、どうぞよろしくお願いします!という感じです。