vol.442
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始めて聞いたのは
末松知子さんと言う方の
講演会でした
その内容は殆ど
分かりませんでしたが
と言うのもこれまで考えた事も
沢山の本の中にも
見たことのない考え方だったからです
しかしここに辿り着いたと言う事は
わたしにとって必要な事なんだろう
講師の先生の確信にあふれた
態度や話し方も
濁ってないのが分かりました
そして正式に入門という講座に
申し込みました
サロンのオーナーからは
どうして来ないのかと
何度も電話がありました
威圧的に脅したり
少し懇願するような言い方だったり
あるいは、もう見捨てるぞ
と言うような言い方をしました
恐怖と言う感情がまだありましたが
事故の事で
精神的に落ち込んでしまって
外に出る気になれないと
それだけを言い続けました
具体的な理由を言うと
そこを突かれて巧妙に
いかにこっちが間違っているかを
そして、自分がいかに正当化を
言い続けて言い負かされる人を
何人も見ていました
そしてその人達はまた
元の環境に戻るのです
心理学の入門の講座は
脳が壊れてしまうんじゃないか
と思うくらいに
自分の当たり前とは
かけ離れていました
10人あまりの受講生の中で
恐らくこんなに不幸なのは
いや、こんなにじゃなくても
不幸なのは私一人なんだろうな
そう思いましたが
それがかえって良かったとも
言えます
中には、その内容に
納得がいかないとかおかしいとか
講師に質問したり怒ってしまう人も
いましたけれど
わたしにはそんな余裕は
ありませんでした
不幸になる原因を見つけてやる
絶対にここから這い上がる
そう思っていたのに、今は
どん底の下のどん底でした
自分のやり方ではどうやっても
上がれない
やれることは全部やったのに
悪くなるばかり
完全にお手上げ状態でしたから
素直に言う事を聞いて
早く多くを吸収するしかないのです
だから、理解は出来ない所も
きっとそうなんだなと
思うようにしました
そうして何とかお金も捻出して
次の初級講座に進みました
初級講師のS先生は一目見て
魅了されました
なんて素敵な方なんだろう!
わたしこんな人になりたい!
年下の先生にそう思いました
一日目の終了後にお金に関する
ミニワークがありました
これは絶対に受けなければと思い
いつものように一番前の
真ん中に座りました
結婚してから今までずっと
お金の問題が続いているのは
どうしてなんだろう
けれどなぜかシートには
子どもの頃の事に付いての
質問が続きます
記入し終わった後に例として
2、3人が発表する事になり
一番初めにわたしが発表しました
母がいかにわたしに無関心で
冷たかったか
何キロも離れた幼稚園に
いつも一人で通園していた事
年長に進級した時に
風呂敷とお金を持たされて
お道具の購入に、これも
一人で行かされたこと
そんな事を何個か書いていたのを
そう思った理由として
読み上げました
そうすると先生は小さな子どもを
見るような笑顔で
にこにこしながらこう言いました
それはお母さんに信頼されて
いたんじゃないかしら?
そんなはずはありません!!
そう言いかけて頭の中が
真っ白になりました
そうだったとしたら。。
もしもそうだったのなら。。
頭の中にいくつも
花火が打ちあがっているような
言葉では言い表せない状態に
なりました
その真っ白になった頭のままの
帰り道に
いつも通る道を運転していると
突然、見慣れている景色が
一枚の絵にしか見えなくなりました
遠くに見えるモノレールがある
住宅団地も
山も空も全部が立体的に見える
一枚の絵でした
何度目を凝らしても瞬きをしても
絵でしかないのです
そして次の瞬間
頭の中の記憶がまるで
オセロゲームのようにパタパタと
ひっくり返って行きました
ただ違うのは四角い盤上ではなく
放射状にパタパタと遠くへ向かって
ひっくり返って行きました
そしてその中心に立っているのは
わたしでした
つづく
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プロフィール㉚
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