vol.414
**********
わたしは力ずくで息子を
学校に行かせようとしました
最初は自転車で登校するように
させましたが
それも無理になりました
引きずるようにして車に乗せ
中学校の前で降ろしたり
嫌だと抵抗する息子と
取っ組み合いになった事もあります
どの場面でも泣いていました
この子の人生を
終わらせる事は出来ないと
それだけを
思い詰めていました
けれどどんなにして連れて行っても
本当に体調が悪くなり
途中で帰って来ます
学校の先生が何人も家に来るように
なりました
だけど、どの先生もこれまでの
担任と同じで
『育て方に問題があったせいですね』
そう言って、先生によっては
愛情が足りなかったと言い
また違う先生は
過保護に育てたからですと
言います
近所のスーパーのレジに並んでいて
隣に並んだ子どもの同級生の親から
こう聞きました
「ねぇ、ついにうちのクラスからも
登校拒否が出たらしいよ!
その子のお母さんってね、いつも
朝も起きなくて、ご飯なんか全然
作らないんだって!
やっぱりそんな家だからよねぇ 」
何か新しい楽しい事を発見したように
そう話してくれたその人は
後で気まずい思いを
されたでしょうけど
それが大かたの意見でしょう
若い体育会系の先生は
トイレで嘔吐している息子の
胸倉をつかみ
「甘えるなー!」と
首元を締め上げたそうです
その頃、藁をもつかむ思いで
色んな方の不登校に関する
講演を聞きに行きました
その中で独自にフリースクール
『東京シューレ』を作られた
広島出身の
奥地圭子さんの講演で
登校拒否だったけれどちゃんと
社会人として働いている子は
いっぱいいますよと
何人かの例を話して下さったのは、
一筋の光を見たようでした
その内に息子は夜中にいつまでも
起きているようになり
わたしが仕事に出て行く時には
ぐっすりと寝ているように
なりました
それがとても嫌でした
ある朝息子の部屋に行き
布団を引きはがし
学校に行かなくてもちゃんと
普通の生活をしなさい!
そう言うともう止まらなくなり
これまでの思いを泣きながら
喚いていました
しばらくして息子は言いました
みんなが学校に行っている時間の
話し声や自転車の音を聞くのが
どんなに辛いか
母さんにわかるか
俺だって学校に行けるんなら
行きたいよ
好きでゲームなんかしてないよ
何かをやってないと
おかしくなりそうで
恐いんだ
そうだったんです
一番辛いのは本人だったんです
なのに心の奥でわたしは
どうしてこの子はこんなにわたしを
苦しめるんだろう
どうしてこんなに辛い思いを
させるんだろう
そう思い続けていたんです
大切にすべきものは何なんだろう
その答えが
分からなくなりました
つづく
続きはこちらから
プロフィール⑱
**********
最後までお読みいただき
ありがとうございます![]()
今日も最高の一日に![]()
自分では、もうどうにもならないと感じている方、何となく生きづらいと思っている方、
新しい視点から見てみると解決策が見えるかもしれません。
お問い合わせはこちらから




