甲状腺 | 夢で会えたら

夢で会えたら

愛犬たちの想い出とルカの記録

私がペロの喉の腫れに気付いたのは、10月も後半となった日曜日だった。


この年の夏から妻は里家の用事で忙しく、週末もしばしば家を空けることが

多かった。 留守番つづきのぺロのストレス解消を兼ねて、私は亡父の

月参りの墓参に毎回ペロを同伴するようになっていた。


月に一度、犬好きな実家の母や妹がぺロを待ちわびていた。


夢で会えたら
【いつもの墓地にて 】


月参りの僧侶はいつもペロの同席を快く許してくれた。


読経中にはペロはその雰囲気を察し隣室で賢くしていた。その日、ペロのかく

イビキが前月より変化している事を同席した妹が指摘してくれた。

「何か喉に出来てるんじゃないの?」と。


あらためてぺロの喉を触れてみると、全体に固く左側が腫れていた。

喉仏の位置から左の下顎近くに腫れの中心を感じた。



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【ママに抱かれて病院へ向うぺロ】


翌朝ぺロはいつもの動物病院を受診した。

診察結果は「甲状腺腫瘍の疑い」であった。

検査結果が出揃う3日後の再診を指示され、不穏な数日を待つことになった。


3日後、結果はさらに私たちを落胆させ不安に落としいれた。

ぺロの病名は「甲状腺腫瘍の疑い」から「甲状腺癌の疑い」になった。


レントゲン検査ではぺロの気管は左側から腫瘍に押され右に湾曲し狭窄していた。

超音波検査では左側だけではなく右側の甲状腺も大きく、腫瘍は気管後方から

食道周囲にも広がっていた。さらに肺にも転移巣らしい影があった。

血液検査結果は甲状腺機能低下を示していた。



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【泣き崩れるママ】



診断の確定と治療法の検討のため、全身麻酔をかけCT検査と組織検査が

同時にできる別の施設を紹介してもらうことになった。


苦難の闘病生活の第一歩が始まった。



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