今日はNHK-BS3で映画「ドクトル・ジバゴ」が放送されています。
監督のデヴィッド・リーンが好きでこの映画も過去に
何回か観ました。今日はブログのネタが尽きてしまったので
テレビでの放送をリアルタイムでされていない「アラビアのロレンス」
を記憶を頼りにブログネタとして使うことにしました。
「アラビアのロレンス」は1962年米・英の合作映画です。
「戦場にかける橋」と「ドクトル・ジバゴ」の間に作られた映画で
例によって異文化世界の国を舞台とし歴史に翻弄される
主人公を描いています。
私的にはデビッド・リーンの作品の中では最も好きな映画です。
音楽、撮影、編集、演出それに主人公のピーター・オトゥール
の出会いはおそらく最高、最上ではなかったかと思います。
惜しいのはロレンスの生い立ちとそれに伴う性格形成の
説明が少したりないように思います。(特に彼は男女どちらも
愛せない性格にも見える)アラビアに来てからの
彼の行動、思考の原点は描かれても良かったかなと思いますが
映画全体が隙の無い編集でできているのでこれ以上の長編は
無理のような気もします。
採点:☆☆☆☆★
この映画の砂漠の撮影にあたってジョン・フォードの「捜索者」を
参考にしたそうですが色彩のない砂漠をロングショットで
長回しにしたカットは映画史上でも最高の場面だと思います。
※)細かい点が付けられないので
☆5点満点(★は0.5点)
観る価値ありの映画は☆☆☆以上。