PC持参「医療オタク」に医師困惑※女性セブン2013年11月21日号
・医師が困惑するという「医学オタク」
・患者タブレットPCを持参し、医者と同程度の医学知識があるとひけらかそうとするという
・ネットで得た医学知識をとうとうとしゃべりだし手を焼いた、と医師が経験談を語る
医療業界の現場についてはよくわからないのですが、もし仮にこれが美容室業界に置き換えて考えてみると、それがあまりにも行き過ぎるとやっぱり困惑してしまうでしょうね。
・もしも美容室に来るお客様が『美容室オタク』だったら・・・
オヤマダ『今日はどうしますか~?』(※注:実際はこんなカウンセリングではありませんが、わかりやすいようにです)
オタク 『今日はレングスは変えずに、トップからハイレイヤーを2cmくらい入れて下さい。バングからフェイスラインはラウンドに繋げて、チョップカットでなじませるようにして、セニングはミドルセクションは多めでいいけど、アウトラインは毛先だけにして、スライドカットとかストロークカットはしないで下さい』
オヤマダ「は、はい・・・。今日はパーマもですね?」
オタク 『パーマは髪が傷みやすいのでスピエラかコスメ系を使って下さい。コシも無いのでケラチンとかの処理剤も使って欲しいのと、キトサンやバッファー処理もお願いしますね。巻き方は毛先逃がしのスパイラルで20mmメインのランダムな巻き方でお願いします』
オヤマダ「・・・・
すみません、
よその美容室に行ってもらえますか?(ニッコリ)』
幸い、アプレにこういったお客様が来ることはほとんどないのですが、おそらくこういった対応になるかと思います。
まあこんな事書くと、批判も多いかと思うんですけど、知っていただけてた方がお互いの為にもいいかと思いますので、あえて書いておきました。
私は『私の髪は私が1番よくわかっているんだから、美容師は黙って私の言うことを聞いてくれればいいの!』という人のカットをするのが苦手ですし下手です。
もし、そうお考えの方がいらしたら、美容室選びでアプレを選択するのは避けた方が賢明かと思います。
そして私も人間ですので、『出来ることと出来ないこと』があります。
その判断は今までの知識と経験と指先で感じる感覚を大切にしています。
ネットの情報や雑誌で得た情報は、参考にもしていますし勉強になることも多いのですが、所詮全く知らない他人の意見、もっと言えば机上の空論です。例えば
『レザーカットは髪を傷める』
なんて意見があったりしますけど、これはかなり技量の問題と向いてる髪質向いてない髪質の判断の要素が大きいです。
また
『化粧品登録のやさしいパーマ液だから傷んだ髪がよみがえる!』
なんていうのも、(これは残念な事ですが)美容室の広告でもよく見かけます。
しかし、健康な髪にやさしいパーマ液でパーマがかかるんでしょうか?
そうではなく、今の髪の状態とデザインするスタイルにあったパーマ液を選択するのが大事なんです。
うちなんて、昔からあるようなシンプルなパーマ液を(濃度調節はしますが)使うことが多いですよ。
こうした判断は、ネット上の知識やメーカーの取扱説明書じゃ絶対にわからないことなんですよ。
私はそう考えていますので、ご理解いただければ幸いでございます。
なので前述のような知識がひけらかすようなお客様が来たとしても、ニッコリ微笑みながら
『私では力不足なようです・・・』
と申し上げますので、何卒ご理解いただければと思います。
なんかふざけたような真面目な内容になっちゃいましたね
それでは皆さんまた明日!
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