デザイナーのアプレミディ 馬淵 晶子です
眠っているジュエリーのリフォーム、
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コーディネート、オーダーメイド
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ありがとうございます。
先日、手に入った
ヴァンクリーフ & アーペルの本。
貪り読んでしまい、
改めて感動しました
ヴァンクリは、世界5大ジュエラーと
グランサンク(パリ5大宝飾店)の
どちらにも入っている唯一の
ジュエラーです。
代表的なアイコン、アルハンブラは
お持ちの方も多いのではないでしょうか?
今日はアルハンブラではなく、
表紙にもなっている
発表当時
世界を驚かせたヴァンクリーフ & アーペルの
ミステリーセッティングについて
お話しようと思います。
1933年開発され同社で特許をとった
石留めの技術
ミステリーセッティング。
通常、宝石を留めるには、
宝石が乗る石座を作り、
爪と呼ばれるもので、
宝石の上から押さえてセッティングします。
左のとんがった部分に1つ、
右の丸い部分3つ、
爪でダイヤモンドが押さえられています。
ところが、
四角いルビーの集まりで花びらを表している
後ろのお花の部分には、
そういった爪が見当たりません。
四角いルビーは
ひとつひとつバラバラな宝石です。
爪がないのに宝石達が留まっている!
これはミステリー!!ってことで、
ミステリーセッティング。
つくりを簡単に本当に簡単にザクっと言うと、
宝石のひとつひとつその形に合わせて
カッティングをし、
宝石の横に溝をつくり、
その溝に細い地金のレールが入り
留まっているのです。
高い技術と気の遠くなる時間が必要で、
黄金の手 と呼ばれる
ごくごく僅かな職人さんにしかできません。
10年位前に、
今はなき心斎橋そごうで、
誰もが入れるヴァンクリの展覧会が
ありました。
そこで、わたしは
初めて実物を見ましたが、
本当に素晴らしかったのを覚えています
しかも、パリの職人さんの
デモンストレーションもあって、
当時ジュエリーの専門学校生だった
わたしは大興奮
質問コーナーでは、ツッコミすぎで
それは答えられません。。と
通訳の方に止められた思い出も(笑)
最近は、通販やジュエリー店でも
ミステリーセッティングの商品が
扱われていますね。
わたしも実はひとつだけどこかで見つけた
ミステリーセッティングの
ペンダントトップを持っていますが、
いやいや本当に小さい小さい
本家のものはそれはお値段が高いですし、
また通常のヴァンクリのブティックにも
並んではいません。
大きさ、作りも、通販などのものとは
もちろん大きく違い、
本家のものは
ジュエリーの裏にビスが付いていて、
たとえ宝石の1ピースが割れたとしても
ビスを外しレールからその宝石をスライド
させて、外すことができるので
お直しができると、
前述の展示会で聞いたのを覚えています。
わたしが次に見られたのは、
数年後のパリの装飾芸術美術館でした
ありませんが、ショーケースにあった
ジップ ネックレス
こちらも本当に素晴らしい
本当にジッパーのように金具が
上下にスライドして、閉じたら
ブレスレットとしても使えるという、
エスプリのきいたジュエリー。
こういうジュエリーの可能性を
拡げてくれる作品を発表するメゾンは
本当に素晴らしいなと思います。
そして、また時を経て
わたしの手元に来たあの本
読んでみて改めて、
自分のジュエリーへの愛情や情熱を
再確認できました。
いつか、パリの本店で
ミステリーセッティングのジュエリーを
見たいと思います
明日も素敵な日になりますように
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