喜怒哀楽という4つの感情。


その中で「怒」の感情を
感じないようにしてきた。


子どもの頃、
両親の仲が悪く夫婦喧嘩が絶えなかった。


お互いの「怒」の感情をぶつけあう
ことが何度も繰り返された。

ぼくは二人の「怒」の感情をもろに受けてきた。

両親の仲が悪いことが
子どもへ与える影響は小さくない。


本当に苦しいものだった。
それは避けたくても避けられないこと。


「怒」という感情には一切触れたくないし、
自分から「怒」を起こすことは人生において
ほとんど無かった。



だが数か月前に
「怒」の感情を出すきっかけがあった。

自分でも思いもよらないことだった。


つい数日前も、ある人に面と向かって
「怒」が噴出した。

強い口調ではあるが
相手への憎しみは微塵もない。

理由は、
シンプルに考えれば簡単なことなのに、
気持ちが逃げているためにできなくなっている。
それを伝えたい強烈に湧いてくるものが
「怒」と一緒に出ただけのこと。


結果、相手は分かってくれて
すぐにその時の問題も解消した。

「怒」を出しても人間関係が
悪くなることも一切なかった。


「怒」の感情などこの世から無い方が良いと思っていた。

しかし、勘違いだったようだ。


「喜怒哀楽」

4つの感情をもつのが人間として自然なことで、
ぼく自身、4つの感情をもったことで
仕事も人間関係も流れが変わってきた。


「怒」とつきあえるようになるまで
ずいぶん長い時間がかかった。


喜・哀・楽に加えこれからは
「怒」ともうまくつきあっていこう。