11人分の年越しそばと、9人分のお節料理と、12人分のすき焼きの用意…
三が日、主婦が台所に立たなくていいようにお節料理がある、ともいいますが、年末年始、ずっとキッチンに立っていたような…
とうとう主人の実家の台所、義母から引き継いでしまいました。(義妹もいてくれますが。)
私は特別、料理が好きではないけれど、出来合いのものを並べるのもあまりすきではありません。
そうなると、必然的に自分で作ることになり…
ここ数年、私の担当になっている栗きんとんや、たたきゴボウなどのほか、
黒豆を炊いたり、
香川といえばあん餅雑煮。
その出汁を作ったり…
人生初のことも多々…
ばたばたと年の瀬を迎え、
翌朝の新年のお祝いの用意をしていたら
あら、お箸…
祝い箸、買わなかったね…
ま、いっか…
そう言って、新年を迎えたのですが、やっぱりなんとなく淋しい気がしたので…
夜な夜な作ってみました。
箸袋。
真夜中なので、家にあるもので。
お箸はお弁当についてくるものばかり。
(なるべくみてくれのいいお箸を厳選して。)
そして朝になり、お祝いの席。
義母が、
「まあ、綺麗。ただの割り箸じゃ、やっぱり残念だと思っていたのよ」
と。
ほんとに小さなことですが、よい年が始まる気がしました。
買えば済むことかもしれないけれど、(たぶん、忘れてなかったら買っていたでしょうが)お弁当に付いてきて使われず、実家の引き出しで眠っていた割り箸も日の目を見ることができて、一石二鳥。
いい年の始まりの予感は、こんなところにも。
我が家からの初日の出。
暖かい部屋の中、窓際から見える初日の出。
すごく贅沢…
今年も、みなさまに、よいことがたくさん訪れますように…