サボれるようになるためのぶぅべぁかあちゃんの旅

サボれるようになるためのぶぅべぁかあちゃんの旅

これまで充分がんばってきた人たちへ
これからサボれるようになるために
明るく逃げれるようになるために
自分をまもり、
生きる喜びを模索し続けた人のブログ


ヘルプマークのことをどのくらいの方が認知されているでしょうか。


私が1番驚いたことに、発達しょうがいには詳しい園長先生クラスの方が知らなかったことでした。


私は妊娠経験があるので、妊婦さんがつけるマタニティマークも知っています。意識して目に入ります。

独身だったなら、知らなかったのかもしれない。


昨日、私はこの

「みえない障がい」のことをとても考えさせられる出来事がありました。


夕方、都心の電車の中。まあまあ混雑していました。

娘と共に席の前に立ち乗車していました。


まもなく、前に座っていた方が娘に席を譲ってくださったんですね。

特にぐずったわけでもないんですけど。


私は申し訳なさそうに、

「ありがとうございます」と会釈しました。

そして、娘に「座っていいよ」と声をかけました。

娘は座席のシートが綺麗かどうかが最近はきになるようで、最近はあまり座ることが少なくなりました。


そして次の駅に着いたとたん、

いきなり背後から紙が飛んできて(感覚的にそんな感じでした)


パンパンッ!!


と2回娘の膝を叩かれました


そして何かを貼って行った様子…


私と娘は呆然と何が起こったのか分からないまま一瞬止まり…

そしてメモ書きを見ました。





また、言葉を失い立ち尽くしていました…


??!


誰?何?!


その方は降りる駅だったのか、そのままやり逃げされました。


さて、

この話、どう思われるでしょうか。


その通りだとどのくらい思うでしょうか。


娘は、ヘルプマークをつけて外出しています。


場面緘黙症という特性があり、とても緊張や過敏、不安があり、母子分離不安をもち、学校にもいけておりません。7歳の繊細な女の子です。

外ではほとんど声がでません。お話が難しいです。行動も学校では鉛筆も、スプーンさえ持たないほど制限がかかってしまうのです。


皆がみな、初対面の方に「ありがとう」と元気よく大きな声で言える子ばかりでしょうか。


しばらくして娘は声が出ないまま、顔をくしゃくしゃにして声無き声を出して泣き叫んでいました。


難しい漢字もひらがなを組み合わせて何となく察することができ理解できる子です。

そして、膝も痛みが残ったようです。

心にも傷を負いました。


病院の健診や診察のときには

度々「5歳も過ぎて」あるいは「小学生にもなって」「まだおかあさんがいないと1人で座れないの?」は再三いわれる言葉です。


私もそんな娘のことがわかり過ぎて、守り過ぎてるところがあるのかもしれない。


私もこの子に会わなければ、特性のある子どもの子育てをしなければ、きっと同じことはしなくても、心の中では思ったかもしれない。


「見えない障がい」やその人が抱えている苦しみはその時々によっても違います。


私も昨日はとても仕事やプライベートでも上手くいかずメンタルはボロボロな時に重なったこの出来事に

思わず電車から降りて、

娘と崩れるようにしゃがみ込み抱きしめながら泣きました。


やはり、挨拶を伝えるにも やり方はどうかと疑問に思わざるを得なかった。


社会の目はこんな人もいる。


でも、きっと優しい眼差しで声をかけたり、見守ってくれる人もいてると信じて


これからも娘と共に歩んでいこうと思います。


それから、幼稚園や学校、職場などで

「みえない障がい」を抱える人たちのことについて対話を重ねて深めていく機会があって欲しいと願います。