アスペルガー傾向の息子、とにかく言葉をそのまま捉える。
近所のクリーニング屋さんで。
息子を連れて行ったら、顔見知りの店員さんが、
「あら!こんな大きい息子さんがいるのね!6年生くらい?」
!
たしかに、息子は体が大きいもんね~
話しかけられた息子、がんばって、時間をかけて返事をする。
もともと言葉が遅い上に、突発的に繰り出される質問に対応するのは、息子にとってすごく大変。
「えーと、ぼく、3年生、です~」
店員さん;
「え~!3年生なの!
それじゃ、クラスで一番大きいでしょ?
今日はなに?学校が早く終わったの?
あら!
あなたの腕とか足とか真っ黒ね、もう運動会は終わったの?
そこの○○小学校?
あの小学校だったら、どうのこうの~~」
息子、店員さんのマシンガントークについていけず。固まる。
店員さん、構わず話しつづける。
「それにしても、いいわね、あなたは。
ママが美人だから~。
一緒に歩くのに、美人のママだから、いいわよね!」
息子;
「はい~」
ここで、店員さんが目をまん丸にして驚く。
私に、すごい勢いで、店員さんが話しかけてくる。
「ちょっと!あなた!
今この子、”ハイ”って言ったわよ!
ママが美人ねといったら、”ハイ”って」
私;
「そうなんです~、皆さん息子にそう言ってくださるので、もう、うちでは、そういうことになってるんですよ^^」
「まあぁ!そうなのね~。
ママは美人ということになっているのね~
なるほどねぇ~
そういうことに、なってる・・・
なるほど、そうなのね~」
店員さんが、混乱してしまった。
というか、自分から「ママは美人ね」と言ったんじゃん~
褒められたら謙遜しなければいけない。
そんな雰囲気の文化が、あるよね。
お客さまにはお世辞を言う、そんな文化も、あるかも。
いやみで褒めることも、あるのかも。
そういう、「背後にある(かもしれない)意図」なんかは、アスペルガー傾向の息子には、まだ理解が難しいだろうな。