小学校は卒業式。
といっても、式に出るのは5,6年生のみ。
息子たち1~4年生は、お休み。
で、その前に、最後の給食があった。
卒業祝いの豪華版給食。
・赤飯、
・エビフライ、
・菜の花とマカロニのサラダ
・紅白しらたま団子入りデザート、
などなど、美味しそうでゴージャスなメニューの数々。
献立表を見た息子、イカる。
「ぼくの好きなものが、一個もない!!イヤだー!!」
荒れる荒れる。
・・・
この日ほどでなくても、息子の好きなものが一つもない給食は、けっこうある。
食の好みがとても偏っている息子、
給食メニューを見て学校に行きたくなくなってしまうことが多い。
「卒業祝い給食」には、いつも以上にギャーギャー大騒ぎしたので、提案してみた。
私;
「じゃあ、おにぎりを持っていきますか?」
息子が最近気に入っているのは、明太子おにぎり。
といっても、本物の明太子は食べたことがない。
息子が好きなのは、明太子のふりかけ。
ちょっとピリ辛で、息子の好みに合った。
私;
「赤飯をそんなにも食べたくないなら、おにぎりを持参するよう、先生に言ってあげようか?」
息子、即座に断る。
「イヤですっ!」
なんでだろ。
・・・
息子にゆっくり説明。
「あなたが入学するとき、あまりの偏食ぶりに、給食を食べられないことを心配したんだよ。
先生とママが相談をしました。
息子が給食をまったく食べられなかったら、おにぎりを持ってきて良いことにしてもらったんだよ。
だから、そんなに辛いなら、ムリヤリ赤飯を食べなくても、ママがおにぎりを作ってあげるよ。」
息子、静かになる。
「先生と相談してあったのか・・・」
あまりに辛くて、耐えられなくなったら、いつでもおにぎりに切り替えられる。
そう知った息子、ストンと落ち着いた。
「ぼく、おにぎり、持っていきません。赤飯を食べてみます」
・・・
息子にとって大切なのは、もしかしたら、単に分かってもらえること?
イヤだ!という気持ちに寄り添ってもらえること?
それともセイフティーネットがあるという安心感から、どうにか赤飯を食べられる?
”困ったらおにぎりにできる”とわかるだけでこんなに落ち着くなら、もっと早く「おにぎり可」を伝えておけばよかった。