appyです。冬に入った瞬間に若干体調を崩し、季節の変わり目っていうのは歳を取るごとに威力を増すなぁと感じております。
皆様も自律神経などにお気をつけて……。

 

 

さて、「Yummy Yummy High !!!!」投稿から一週間とちょっと経ちますが、バズとかじゃないかもですが、なんとなく好調ですね。ありがたい。

実はけっこうやけっぱちというか、バズとか知らん!みたいな気持ちで投稿したので、あっけなく過去の自分の動画の数字を抜いていくのは意外に感じながら見ておりました。
今年の春頃からみのさんとチームになって「いる人」「残機がいっぱい!」を投稿しつつ、今年中に何か決定的なバズが起こせたらと新たな作品をずっと思案しておりました。なんですが、どうにも作りたいものとの折り合いもつかず、特にバズりそうなアイデアが思い浮かぶでもなく、なんならちょっと気分悪くなったりなんかして……諦めてしまいました。「もう今年はバズとか関係無く好きなものを全力で作ろう」と決めてリリースしたのが今作だったのです。

なので、色んなサイトで広がりを見せていて、正直かなりうれしいです。好きなものを好きなように作って評価されるのであればそれがアーティストとして一番ベストな状態ですからね。すごく自由な気持ちです。


そういう気持ちでリリースしたのはいいんですが、それと同時に投稿直後から友人のボカロPたちからすごい勢いでウケ狙いだと言われまして、こちらも驚きました。(藤原ハガネから「appy、お前、魂売ったな」と連絡が来て、どの口が……と思いながら、そういうんじゃないよと説明の返信をしたというおもしろエピソードもあるよ!)
実際、バズる音楽とは……と考えたうえで見つけた弱点を一切ノーガードで挑んでいます。第五期以降の自分自身のテーマが「原点回帰」というのもあり、VOCALOID音楽として前時代的な要素も多いです。特にwowakaさんからの影響を隠さないというのは第五期の自身のテーマでありますが、wowakaさん的なループによって中毒性を強めるみたいな構造の音楽が近年流行ってるのを見たことが無いです。(かなしい)
性的な要素もこの曲で急に始めたことではなく、8年前のappyの曲とか聴いてみなよという気持ち。直近「POP ACT」で目立っていたので、イメージがクリーンになりすぎていたんでしょうか。昔の代表曲は「さんかく」という、これもまた……な曲だったりするんですが。
とはいえバズりたい気持ちはあるよ。来年ね。来年がんばります。appyにバズってほしいリスナーの方には今年はもうsorry。ただ、自分も捨てないんだ。

 

曲自体は4月のふわふわインベーダークラブ(ボカロPサークル)のコンピにゲスト参加した際の収録曲です。
実は、歌詞は実話ベースで作っています。

琴葉姉妹を2024年の誕生日プレゼントとして頂き、ずっと何か曲を書こうと考えていたんですが、そのアイデアに色々な自分の環境の影響を受けることになります。
まず、琴葉姉妹の曲といえば、自分にとっては呆の曲だった件。この解像度に対抗するのは難しいから、おれはソロじゃなくデュエットにしようと思いました。
自分にとっては琴葉姉妹は【漫才解説】のあもとっとさんの動画。あとは“自然と”自分のタイムラインに流れてくるイラスト。どれもふたりの関係性が描かれたものでした。
そしてもうひとつ、琴葉茜といえば関西弁だと思うのですが、ちょうど友人に関西弁の女性がおり、そのひとが浮気してるひとだったんですね。
この辺りの点がひとつに繋がり、自然とテーマがひとつに絞られました。
僕はなんか、不合理の方向に突っ切ってるひとを見ると美しいと感じてしまう心があります。ちょっと滑稽だなと思いつつ、なんでもかんでも予防線張ってしまいがちな自分としては憧れがある。それは理性で測れないものだから。


さて、今作はHIP HOPのジャンルのひとつ、Jersey Drillです。
Vocaloid HIPHOPはもう、ボカロ文化が始まってから今に渡って、人間のRapの合成音声への翻訳をある程度済ませたと思っています。どうやってRapさせるんだ?という問いに先人たちが解答をちゃんと出している。
それを踏まえつつ、僕はもう少し踏み込んで、いわゆる「ボカロっぽい」ビートを作るべきだなと思っています。高速で展開過多みたいなところだったり、wowakaさんからの影響を隠さないところもそう。そして、更に合成音声ならではのフロウ(Rapの歌い方)がなされていること。改めて「ボカロっぽい」に向き合う解答です。
プログレッシブな音楽性ですが、ここを入口にniconicoで「Vocaloid_HIPHOP」のタグを踏んでくれるとうれしいですね。更にディープな世界がそこにはある。

 

最近コラボ参加した理想MRも聴いてね。りむるでRapさせたらappyが一番上手いよ。

ライミング警察(韻を踏んだとの通報があったらすぐに駆けつける人間、つまりおれのことである)的にはVerse 1の「厳しー」から語尾の母音を「iii」で統一するところで、「A飛ばしPDC」のラインが特にお気に入りです。文字入れ替えによって無い言葉「PDC」で韻を踏んでるのがキュートですてき。
勿論ここは「PDCA」なんですが、いわゆる「恋のABC」ともダブルミーニングにしているつもりです。A飛ばしBCって言ってるつもりでもあるというか、そういえばPとDって合体したらBになりますね(?)。


自分の音楽性・みのさんのMV・われわれがやりたい表現。自分の中で新しいものに向き合いつつ、好きなことを好きなようにやるというのが同期された作品になりました。やっぱりちょっと好調で良かった。
 

 

 

みのさんの動画作り、進化が止まらなくてやべーという気持ちでいっぱいです。
 

 

ぜひ #ヤミハイダンス もお待ちしております。
なんかえっちじゃない文脈の楽曲が性的訴求のために消費されているのを見ると複雑な気持ちになるので、ぜひ僕の楽曲でいくらでもやってほしいなと思います。怒る人いない。


appy