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昔のお話です。


ある有名な僧侶が弟子を連れて暗い夜道をあるいていました。

手には提灯がありましたが、突風が吹いてきて火が消えてしまいました。


あたり一面真っ暗な状態で、僧侶は弟子に尋ねます。

「このように、真っ暗な道に出くわしたら、どうするか。」


すると、弟子の一人がこう答えます。

「自分の立っている位置をしっかり見極めて、一歩ずつしっかりと歩きます」


この答えをだした弟子は、後に有名な高僧となるのですが、このやりとりには実は深い意味があります。


暗い道とは、見通しの立たない状態のことを指していて、そのような状態に出くわしたらどうするか、を僧侶は尋ねたのです。


それに対して弟子は、自分の力量をしっかりと見極めたうえで、着実に物事を進めていく、という答え方をしたのです。


私たちは、知らず知らずのうちに無理な背伸びをしすぎるときがあります。

休みを削って出勤したり、睡眠をろくにとらずに勉強したり、様々な無理を重ねていきます。


無理をすることが必要なときもありますが、それはあくまでも非常事態のときです。


日ごろの生活で必要なのは、己をしっかりと見つめて、今自分に出来ることを無理のない範囲で積み重ねていくことなのです。