心の相談士 小林です。
次にお伝えするのが「行動療法」について説明します。
行動を変容させる技法で、広義において認知療法との統合が
されている為、認知行動療法とも言われています。
多分ご覧になっている方は、認知行動療法という技法なら
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、主に使用されるのが、
鬱、PTSD、パニック障害、解離性障害、複雑性悲嘆、強迫神経症など
広く精神疾患に用いられる事があります。
僕の知る限りでは、アメリカや日本の精神医学界では、この認知行動療法が
広く使用されていると認識しています。
特に大学病院では、よく使われている技法だと思われます。
この認知行動療法ですが、思考と行動は一蓮托生なので、この二つを
変える事で上記に上げた精神疾患に対応する療法として扱われています。
先日お伝えした通り、欧米人は幼少期からの子育ての仕方や国民性に
よって、自分の行動や思考に対して寛容でありつつ非常に敏感な部分が
あるので、思考と行動を変容する事で精神疾患から脱け出せる
事が可能になります。
比喩的な表現になりますが、機械があって歯車が噛み合っていなかった
とします。技師が歯車の調整をした事で、歯車が回転して機械が
動き出したように、行動と思考を変容する事で心の調整が取れたのだと
思います。
このように、欧米人の精神疾患に対しては高い効果が得られているので、
非常に有効な療法だと言えますが、認知行動療法でも対処出来ない
場合もあります。
この認知行動療法を、日本人にしたらどうでしょうか?
認知行動療法によって精神疾患から脱け出せるクライアントも
実際にはいますので、その人にはこの療法があったのだと思います。
ただ日本人の場合は、先日もお伝えした通り、勤勉で真面目、
我慢強くて、奥ゆかしさ、謙遜を美徳にするように古来から
言い伝えられてきました。
そういう言い伝えからなのか、大多数の日本人は自分を表現
したり自分から行動するのが苦手です。
特に「分かってはいるけどやめられない」はこれに当たりますね。
そういう人達にとって、認知行動療法で対応されると
担当医から指示される考え方や、行動の内容によっては
担当医が簡単だと思っても、本人にとっては難しくて出来ない
という可能性も出てきます。
そうなった場合、勤勉で真面目な日本人は、先生から言われたのに
出来ない自分はダメな人間だと思いこんだり、出来ない自分を
責め続けて、精神疾患から脱け出せないと悲観して、
自分を傷つける事もあるかも知れません。
認知行動療法でクライアントと接している方には、このような内容を
書く事でいまされている事を否定していると思われるかも知れません。
その事に対しては、大変申し訳ありませんが、僕の考え方としては、
お金を払っているクライアントが自分を責めたり、思い込みによって
精神疾患から脱け出せないと感じてしまったら、それこそ最悪な
事態になりかねないのではと思います。
一番重要な事は、クライアントさんの心理状態にあう技術や分析であって、
その状態から脱け出せるようにアプローチをしていく事だと思います。
心の問題は社会問題になっています。
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