世間では、いかにもそれが問題だ、アイツがズルイことをしているとか騒いでいるが



そこには多分○○だから、きっと○○だろうという話が多々ある。



それは当事者に直接聞くこともなく、遠巻きに出来上がっていく。







うちの町の町長選挙もそうだった。



「○△氏が町長になったら町に産業廃棄物処理場ができるらしいでー」



○△氏が町長になったが、彼はそんなことをひと言も言ってないし



そんな処理場の話はかけらもない。



「それって誰が言うたん?」



「みんなが言うてるしー」



「みんなって誰?」



「知らん」





まじめな人ほどそんな話を信じて正しい判断ができなくなる。





ネットニュースを見ていても冷静に考えると



“それってホンマか?”っていう話がいっぱいある。



マスコミの取材も怪しいもので



記者によればこう書きたいと、勝手な解釈をしたり



答えを誘導したり、話の一部だけを都合よく使う場合もある。






近所の噂話にしても興味本位の想像や、好き嫌いの印象で



話がだんだん膨らんで、事実として作られていくことだって日常茶飯事のことだ。







『憶測』・・・明確ではない証拠をもとにして物事を推測すること。




言ったヤツはまったく責任をとらないが、言われた人間だけが被害に苦しむ。



忘れてはいけない。



言論の自由、知る権利とか勝手なことを言うが



マスメディアは正義の味方ではない。



それは彼らの商売だ。



その証拠にマスメディアの責任を追及したり、取材のあり方を問題視する記事は見ない。