明日は大きな木材の市がある。
ヘリコプターで山から土場に出された木がトラックで次々と運ばれて来る。
ある山主はヘリコプターの費用だけで200万以上支払ったらしい。
「みんな木を買ってくれるかなぁ・・・」
やはりここも新型コロナウイルスの影響で人がどれだけ来るか予想できないそうだ。
明日のために半年前に木を切って乾燥させて
我々にはわからない先々の計画で動いていると話しを聞いた。
今、木を植えるのも300年後に切れるように
次の次の世代のために山主たちは未来を考える。
「明日のことなんて逆にわからんわー」
木材市場の人たちは明日のために木を並べる。
並べ終わったら、すぐに競りが始まり
すぐにそこから運び出される。
そして同時に次の市の木がまた運び込まれる。
時間の流れる速さは同じでも、長さが違いすぎる。