老夫婦がやっている駐車場は、駅に近くて便利なので嫁は最近よく利用している。
先日もそこに預けようと行ったところ、呼んでも返事がない。
電車の時間に間に合わないのでどうしょうと考えていたら
いつも料金を支払う事務所の窓が開いていたので
とりあえずそこにお金を置いて、車を預け電車に乗ったそうだ。
戻って来たのは夜遅くだったので、心配していたところ
車のフロントガラスのワイパーに紙が一枚はさんであったらしい。
そこには・・・、
こんな一筆が書かれていた。
一筆の心遣いが、心に伝わる。
手書きの字はいいもんだ。
忘れてはいけない。
伝えなきゃいけない。
これが日本の心だ。
嫁は、どうして自分だとわかったのだろうと不思議がっていたが
車を預ける時の、ほんの一言の会話が
この一筆につながっているにちがいない。