「自分たちには幸せになる権利がある!」



そう言いたくても、言えない立場の人間がいる。





自分たちの未来を、理想を夢見て歩き出したとたん



他人の不幸が大好きな大人たちが、むかし親に貸したお金があると



個人的な話をまわりに騒ぎ立て



それを面白い話しだと、嬉しそうにはしゃぐ。





本人たちには関係ないことなのに、クソしょうもないことにこだわって



人として一番誰にも妨げることのできないはずの



幸せになる権利を奪い取ろうとしている。





彼らを応援する声もあるはずなのに、それには耳を貸そうとはしない。



ヒゲを伸ばす権利、名前を隠す権利はたいそうに言うが



人が幸せになる権利なんてその程度のものなのか?





薄情な世間の目や声で、いったいどれだけの人が苦しんだのか。



夢も希望もなくして命を絶っても、ズルイやつらは責任すら感じない・・・。