
メラメラと真っ直ぐに燃え上がる炎に拍手が上がった。
きっとあの激しい炎は人々の期待以上だったのだろう。
午前中に町の成人式に出席してきた。
今年も羽織袴姿の馬鹿野郎たちがいた。
トラブルを起こすわけではないが、
同じような類の連中が後席の一角に座る。
君が代を大声で歌い、くだらん冗談を言って下品に笑う。
きっと他の同級生たちは、いつまでも成長しないヤツらを
恥ずべき人間だと自分から遠ざけるだろう。
あたりまえのことができない
自分のことしか考えられない
ふつうであるということが、まずできない人間は
やはり人並みにはあつかってもらえない。
そこが成人かそうでないかの分岐点だと思う。
彼らにメッセージを送った。
「まわりの人たちの期待にしっかり応えることができる人間になろう」
一生懸命に頑張る人間になれば
きっとみんなの賞賛がキミに与えられる。