
『PTAは任意加入なんだから…』
これを聞くたびムカムカする。
確かにPTAのあり方にも問題点はあるのだが、
やりたくない理由を、自分勝手な解釈で正当化してはいけない。
今、自分が暮らしている社会という枠組みの中では
苦労や不満もあるが恩恵もうけている。
任意という建前もあるが、社会の中で誰がやらないと困る役割もある。
PTAに限らず役員になったら面倒な人の尻ぬぐいもしないといけない。
規約だからと意味のわからない仕事に自分の時間を費やさないといけない。
辛抱して無責任な人たちを説得しないといけない。
仲間もできるが関わった人間には辛い役割なのは違いない。
ちょっと前に地域で選出しないといけない役職をお願いに回った。
ほとんどの人に「それだけは勘弁してくれ」と、断られた。
それだけは?
何だったら受けてくれるの?
自分さえよかったら、みんな安心する。
地区で集まって「どうですか?」と聞くと
まぁ、好き勝手なことを主張する。
どうせぇ言うねん…。
これだけは確信を持って言えるのは
足を引っ張る人がいなかったら
そんなに苦痛にはならない。
“任意加入なんだからー”
だからどうだと言うの?
何か役に立とうと頑張っている人がいるのだから
せめて“お手伝いできない時もあるけど…と、
その気はなくとも、“ゴメンね、なにもできないけど”くらいの気持ちくらい持っても
バチはあたらないと思うよ。
それなのに、
自分は賛同できない、やりたくないからと
権利を主張するだけでは
社会はとても住みにくいところになる。
