過疎化が進む地域では消防団員がひとりで数名の高齢者を守っている。



だからと言って人口の多い都市部で消防団員が余るほどいるかといえば、そうでもない。



自分たちの命、自分たちの生活を守るための大切な何かが欠如しているのだろう。



1月17日が近づくと思い出したように“防災”の話が出る。



大地震が来る、数万人が死ぬと話題づくりのように危機感を煽るが



結局は何もしない、何もできないというのが実状だ。



いつ起きるかわからない地震に対して、一番有効な手段は



人が密集する状態を極力さけるということと



機能を分散させることだと思う。



自助、共助、公助なんて言われても



動けなかったり、自分に余裕がなかったら



それどころではないのだから…。



利益優先で都会に集中する企業、



それをなんの疑問も感じず放置する国政の



責任は明らかに放棄されている。