テレビ番組の特集で出生前診断を放送していました。
出生前に血液検査で染色体を調べて胎児の健康状態を調べるというものです。
今まで羊水検査で調べていた「ダウン症」を胎児の危険リスクのないように
母親の血液で判別できるらしいのです。
ダウン症協会や人権関係団体からは安易な命の選別と検査そのものを批判する声が上がっています。
検査結果からどう対処するかは個人の判断とは言っていましたが、
確かに命に関わる決断であるだけに
人権や倫理だけで一律に結論の出せる問題ではありません。
誰も授かった命を消してしまおうなんて考えたくない。
責任のない人は望ましくない選択と責めるでしょう。
親にとってわが身を引き裂く以上の辛い選択をしなければならない事情もあります。
新しい生命と検査すら必要とせず現実を受け入れそこに幸せを感じる人もいます。
それほど大切な命だから
今ある命も粗末に扱う世の中であってはならないと思うのです。

