「元始、女性は実に太陽であった」
平塚雷鳥が明治時代に女性の自由解放をうたい
「私共は隠されてしまった我が太陽を今や取り戻さねばならぬ」
と、激しく女性の地位向上を訴えました。
発刊された『青鞜』という文藝誌には賛助員として 与謝野晶子の名もあったそうです。
しかし…、平塚女史がいたならば声高く叫びペンを執るかも知れない。
今、再び太陽の如く勢いを持たねばならぬ若者は
自由と権利を与えられながら、辺りを照らすどころか自ら燃える意志も薄く
ズボンをだらしなく下げパンツを出して、ヨレヨレのシャツをはおり
貧弱な髭をたくわえて、
年相応に話す言葉すら心得ない。
見かけばかりを気にしているが、社会を支える志もなく
まるで月の裏側のように、
なんの魅力すら感じとれない姿である。
まず陽のあたる場所に出て、汗を流して働くことから
その眩しさを取り戻さねばならない。

