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語り継がれる伝説の中には、いつしか人々が作り上げた神話があるかも知れない。



『役行者』(前田良一 著)という本を読みました。


修験道の開祖である役行者にまつわる話から



今では想像の世界である昔話の一幕を垣間見ることができました。



話は葛城に住む『土蜘蛛』という先住民から始まります。



役行者は呪術師でもあったとされ、天皇との関わりで時は動いて行きます。



当時は大仏像をはじめとした仏像が盛んに作られ金箔をはるために水銀が大量に使われたらしく



吉野では水銀などの鉱物が多く採収され要所であったようです。



修験道の道をなぜ多くの人々が歩んだのか?



それは奥吉野の山々に魅せられて



役行者が見たものを自分も見てみたいと思ったのかも知れません。



明治に入り修験道の弾圧という歴史を経て、なおその道を歩む人は絶えません。



吉野のと葛城の山々が飛鳥時代の大きな舞台の一幕であったと感じる書籍でした。




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