『南満州鉄道』の株券がわが家にあります。
うちの祖父が昭和20年2月に手に入れたようです。
いわゆる“紙切れ”になった代物です。
日本人の足音が聞こえてきそうな紙切れです。
満州の鉄道は、日本の勢いの象徴だったのかも知れません。
でもそれは『平家物語』に語られた歴史の響きに似ています。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
満州は日本の歴史でもあります。
侵略と戦争…。
力でねじ曲げたものは、必ず元に戻ろうとする。
数々の悲しい歴史から、まだ学びきれない人間たちが…いるんですねぇ…
殺戮に正当性なんかありません。
愚かな欲の代償は、
あまりに悲しく罪深いものです。
by 里田
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