先日、キリンビール福岡工場を見学しました。

土曜日だったので工場は休んでいて人影はほとんどありませんでした。

他の国内のビール工場も見学しますが

福岡工場は近代的で美しく広い工場です。

案内をしてくれた女性の説明で

「この工場には500名もの人が働いています」

『500名も…も?』

素人考えでは、この規模の工場なら1200名は働いていてもおかしくないのではと思います。

ビール工場に限らず自動車の製造工場へ見学に行っても人の姿は疎らです。

失業者の増加と企業の経営の健全化は矛盾と隣り合わせです。

いかに人件費を削減して利益をだすかが、国が進める競争社会の現実であり

“雇用を増やす”なんてことは賃金を下げる以外になしえないことだと思います。

子どもたちの職業に対する意識教育も

『将来、どんな職業に着きたいですか?』と、カッコいい楽で儲かるおいしい話で夢ばかり膨らませ、現実的な労働をみせないことも

すぐに辞めたり、高望みばかりして定職を持てない、持たない若者を増加させる原因でもあると思います。

進学する学校を選ぶように職業は選べず

高収入と安定ばかりを望み

地道な労働を好まない今の社会。

人のために、世の中のために働きましょうという言葉と

利益だけを追及する企業から地域の力となる企業へ、

無責任に競争だけがよくなる方法だと思い込み互いに首をしめあうような社会を

将来を考えて望ましい姿なのか考える時だと思います。

by 里田

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