近鉄電車の吉野線はもともと“吉野軽便鉄道”から“吉野鉄道”
大阪電気軌道と合併、そして現在の 近畿日本鉄道 になりました。
最初の頃は、吉野の木材を輸送することが目的だったので
亡くなった婆さんは電車のコトを『貨車』と言ってました。
吉野線は、いわゆるローカル線の部類にはいると思いますが、
吉野の人の生活していく上で『生命線』と言っても過言でないと思います。
毎日ほど利用していた頃は窓からの景色を気にもとめませんでしたが
車から見る景色とは違い、線路側はわりと家々は背を向けており人々の生活がより近く見えます。
何年か前に、九州の小倉へ行った時にローカル線にのりコトコトと門司まで行きました。
黒い何度も上塗りされた駅舎や、鉄道から見る風景など
あわただしく行く観光旅行とは違った趣を感じました。
本来、“旅”とはこういうものかもしれません。
時間に追われ駆け込み、楽しみを求めることができない身近な電車ですが
たまには、のんびり乗りたいですね。
by 里田
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