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Appadiyah* ~ in India ~

南インド出身のドラヴィダ人の夫と共にタミルナドゥ州コインバートルに在住。
“Appadiyah”とは、タミール語で「へぇ、そうなんだぁ」「へぇ、ほんとに~!」という意味の感嘆語。なんとなくその言葉の響きが好きなのでブログのタイトルに。

別にライオンが好きなわけではない。

 

一番好きな動物はゾウ。

 

でも、描きたいものが見つからないので、

たまたま見つけたライオンのカップルを描いた。

 

人の性格というのは、どんなところにも出てしまうもので、

やはりデッサンをしているときにもよく分かる。

 

そして日本人の気質なのか、どうも反省点ばかりが浮かび上がってくる。

 

だからその反省点を全部肯定してみることにした。

 

緻密な描写には向かない → 細かいことを気にしない

集中力3時間が限界 → 3時間も集中できる

集中力が切れたらあとは諦める → いさぎよい

気持ちが入らないと描けない → 気持ちをこめて描くことができる

力を入れているところ以外が雑 → メリハリがある

目が霞む → 歳だから受け入れる

 

つまり、

全くもって職人気質ではない → 職人になることはないので気にする必要ない

 

ものは言いよう、捉えようだ(笑)

 

子供のポートレートのあと、もっと何か描きたいと思った。

 

けれど、描きたいものがまったく見当たらなかった。

 

若いころは、身近にあるものを何でもスケッチしていた時期もあった。

でも、今はそういうんじゃない。

何でもいいからデッサンしたいというわけではない。

何か、自分の気持ちをこめて描けるもの、、、、。

そこが今の私にとってとても大事なポイントなのだと思う。

多分、今は描きたい理由がちょっと違うのかもしれない。

 

考えて考えて考えて、、、、

自分が好きなもの、好きな動物、風景、インド、日本、人など、、、ネットでイメージ検索もした。

でも、自分のスキル内でモノトーン表現でき、尚かつ描きたいと思えるものが見当たらなかった。

 

そして最終的に、、、、、、「写仏」に至った。

 

数年前にスリランカで買った小さな仏陀の置物がある。

 

仏陀の置物は日本をはじめ、仏教国各地にたくさんあるのだけれど、

なぜか、この仏陀の表情がとても柔らかく、穏やかで、、、めずらしく気に入って購入したものだ。

 

まったく特別な代物ではなく、普通のお土産やさんで売っている、大量生産された仏陀。

 

テーマは「毎日拝みたくなるような仏陀」

 

描きはじめて「あれ、この仏陀、、表情がいいだけではなくて、結構イケメンだなぁ」と気づいた。

もしかして、、、、イケメン仏陀だから気に入ったのだろうか、、、。

無意識とはいえなんとも不純な理由で私が購入した、

禁欲を唱えたゴーダマ・シッダールタの像を描いてみた。

 

このイケメン仏陀、極めて女性的な顔していると思っていたのだけれど、

いざ描いてみると、骨格がやっぱり男性だなと思った。

大量生産仏陀だけど、ちゃんと計算されて作られているんだな。

 

 

今日は、ある仕事をしていて発狂しそうになったので、

心を鎮めるため、写経ならぬデッサンをしてみることにした。

デッサンなんて何年ぶりだろう。

20年ぶりくらいかな。

今では、子供に頼まれたアンパンマンや動物の絵を描くくらい。

それにしても、使っていないスキルというのは、確実に衰えるものだ、、、、。

描き始めは、鉛筆の持ちかたから、力の入れ具合の感覚もつかめず。

少年から青年へと変化していくアシュウィンの顔を描こうと思ったのだけれど、

人の顔を描くというのはなんと難しいことか。

毎日見ている子供の顔なのに、、、

コンマ数ミリの違い、ちょっとした筆圧の違いで、全然違う人間の顔になってしまう。

杏樹の顔も描こうと思ったけど、今日はおしまい。また今度。

顔に意識を集中しすぎて、、、、洋服のフィニッシュが雑すぎる(笑)。

 

 

オンラインクラスが始まって以来、

気づくとクラスが終わってからもパソコンの前に座って、

You Tubeでポケモンなどのアニメを観ているアシュウィン。

 

私に見つかったら、パソコンを閉じなさい!と言われるのは分かっている。

 

でも最近では、杏樹までも肩を並べて座っていて、私の姿を見ると二人して

「あっ、ママ来るよ!」

バタバタバタ、、、。

 

どうせ見るなら、面白くてためになるものならいいのに、、、

とまあ、親の一方的な願望を抱きつつ、監視の目を光らせる。

 

昨日、たまたまYou Tubeで見て頭に残っていたこともあって、

何の気なしに、アシュウィンにこんな話題をふってみた。

 

私「ねえアシュくん、あのね、世界の三大投資家の一人のジム・ロジャーズって人が言ってたらしいんだけどね、、、」

アシュウィン「???」

 

、、、、 中 略 、、、、

 

私「だからさ、ちょっと”インベストメント”についてYou Tubeで調べてみてごらん」

 

はたして、アシュウィンは興味を持つのか。

子供のころからマネーリテラシーを身につけるのは大切???、、、、、らしい。

 

「もしアシュウィンが本当に興味を持って、こうことを自分で調べて知識をつけたらさ、

ママがお金あげるから、自分でお金の運用してみてごらん。もしお金が増えたら、それはアシュウィンがもらっていいから」

 

そう言って開いた動画は、

金持ち父さん、貧乏父さん的な、お金の運用についての子供向けアニメーション動画だった。

 

結論としては、アシュウィンタイプへの導入としては、ちょっと選択ミスだった。

 

しばらくして、、、、

 

「ねえ、ママ〜!ちょっと来て〜!凄く面白いから見てみて〜!!」

 

なんだろうと思って行ってみると、

アシュウィンが見ていたのは、電磁石モーターの仕組みについての動画だった。

 

「ちょっと待ってね、この後、この後がすっごく面白いんだ〜!」

 

アシュウィンらしいなぁと思った。

やっぱりアシュウィンには、マネーリテラシーよりも、エンジニアリングだよね。

 

目を輝かせるアシュウィンを見ながら、

子どものころから好きなことがはっきりしていることが、羨ましいなと思った。

 

大好きなことにがあって、そこに打ちこむことができるのであれば、

興味が持てないものなんて、そこそこうまくかわしていけばれいいんじゃないかと思う。

 

私は、自分がそうではなかっただけに、なおさらそう思ってしまう。

それにしても、子供にマネーリテラシーを身につけさせ、その柔軟な頭と感性で、あわよくばお金持ちになる、、、なんていう夢は、夢というにも値しない、ただのたわ言として消え去った。

名は体を表す、、、とは本当だろうか。

それともただのこじつけだろうか。

名前を変えたら、何かが変わるのだろうか。

 

「真理の子」

 

確かに私は、”本当のこと” にこだわり過ぎるところがある、、、と思う。

 

でも最近、本当のこと(真実)とか、嘘や作り話しへのこだわりなんて、

日常生活レベルでは、たいした問題じゃなくて、

むしろそこに費やすエネルギーは無駄なんじゃないか、、、と思いはじめている。

 

そもそも、私たちはみんな

真実も作り話も含めて、色んなことを”信じて”生きている。

だったら、真実か嘘かを追求するよりも、

自分が見たいもの、信じたいもの、楽しいもの、嬉しいものをただ信じて生きているほうが、ずっと楽で幸せなんじゃないだろうか。

 

という思いに至ったのは、

「真理の子」である私の性格と、きっと年齢や経験や願望からであって、

それが正しいのか、間違っているのか、誰かと共感しあえるか、、、といったことはどうでもいい。

 

もし今私が名前を変えるなら、どんな名前がいいだろう、、、と考えたとき、

最初に頭に浮かんできたのが、亡くなった祖母の名前、、、「笑う子」と書いて「笑子」だった。

祖母は、なんとなく天然っ気のある、とてもかわいらしい女性だった。

 

でも、、、「笑子」という名前は、どうも私にはしっくりこないかな。

だからやっぱり、名は体を表す、、、、も一理あるのかもしれない。

 

 

※ちなみに、漢字やサンスクリット語の名前は、文字や言葉そのものに意味が含まれているけれど、英語やそれ以外の言語の名前はどうなんだろう。

ロックダウン中にはじめたことのひとつ、、、YouTube!(もちろん視聴側)

 

朝からほとんどの時間を費やす家事のお供にYouTube。

 

私の中のダントツ一位は、中田敦彦のYouTube大学!!!

 

家事をしながら聴き流せる、小芝居とユーモアたっぷりの一般教養。

彼のおかげで家事の時間も楽しく過ごせて、

今会いたい芸能人ナンバーワン!

 

音楽のほうでは、なんとなく「Perfect Human」は知っていた程度。

滑稽なまでに徹底的に中田敦彦を神格化して、

それをクールな歌とダンスで真面目に演出している

オリエンタルラジオのダンスミュージックグループ「Radio Fish」のMVもついつい観てしまった。

 

なぜか友達たちの反応はいまいちなんだけど、

私は彼みたいな友達がほしい!

 

うんちくや自分の持つ雑学をひけらかす、ちょっと自惚れタイプでもいい。

私の素朴な疑問にさらりと答えてくれて、知識のシャワーをこれでもかと浴びせてくれる人(笑)

インド版中田敦彦いないかなぁ、、、、

知的でユーモアあって、歌って踊れて、自分を神格化して売っている人。

インド版だったら、全然違う仕上がりになってそう、、、

 

 

 

 

ロックダウン中にはじめたことのひとつ、、、YouTube!(もちろん視聴側)

 

朝からほとんどの時間を費やす家事のお供にYouTube。

 

私の中のダントツ一位は、中田敦彦のYouTube大学!!!

家事をしながら聴き流せる、小芝居とユーモアたっぷりの一般教養。

彼のおかげで家事の時間も楽しく過ごせて、

今会いたい芸能人ナンバーワン!

 

音楽のほうでは、なんとなく「Perfect Human」は知っていた程度。

滑稽なまでに徹底的に中田敦彦を神格化して、

それをクールな歌とダンスで真面目に演出している

オリエンタルラジオのダンスミュージックグループ「Radio Fish」のMVもついつい観てしまった。

 

なぜか友達たちの反応はいまいちなんだけど、

私は彼みたいな友達がほしい!

うんちくや自分の持つ雑学をひけらかす、ちょっと自惚れタイプでもいい。

私の素朴な疑問にさらりと答えてくれて、知識のシャワーをこれでもかと浴びせてくれる人(笑)

インド版中田敦彦いないかなぁ、、、、

知的でユーモアあって、歌って踊れて、自分を神格化して売っている人。

インド版だったら、全然違う仕上がりになってそう、、、😅

 

 

先日2日連続で、

珍しい人からWhatsAppのメッセージが届いた。

 

ひとつは、近所の家のお手伝いさん、

もうひとつは、アパートのケアテーカーから。

 

開いてみると、どちらもアシュウィンのヤンチャ行動を捉えた密告写真だった(笑)。

 

 

アシュウィンは、多少落ち着いてはきたものの、

アパートの中では、今でもやはりヤンチャ坊主としてのレッテルが消えない。

 

親としての対応はひとそれぞれだと思うけれど、

正直言うと私は、人を傷つける、公共のものを壊すこと以外なら、

ある程度のヤンチャやいたずらは、むしろ子供らしくていいのではないだろうか、、、と思っている。

 

とはいっても、うちはいつも迷惑をかけている側だから、

大きな声で偉そうな口はきけないのだけれど、、、。

 

むかしアニメの世界でみた、

子供の悪行についていつも頭をさげる母親、、、それが今の私の姿だ。

 

アシュウィンは幼少のころから、

人混みの中でも勝手に走り出して迷子になったり、

大きなうんていなどの高いところに上ったりする子で、

行動を規制するのが困難だったアシュウィンの場合は、

怪我をしないために何を気をつけるべきか、万が一迷子になった場合はどうするかなど、

どうやったらリスクを回避できるかといった、対応策のほうを伝えるようにしてきた。

 

ロックダウン前、ショッピングセンターで迷子になったアシュウィン。

なかなか見つからず、ハラハラ、イライラする夫に「お店にいないとなると、車のところかもしれない」と私。

思った通り車の前でアシュウィンを発見。

 

ただ、子供の誘拐が多いインドでは、やはり迷子はリスクが高いため、きつく叱らなければいけない。

 

そして何故か冷静すぎる私も一緒に叱られたので、次回からはもう少し焦ったふりをしたほうがいいのだろうか。

まあ、いつかこんな過去を笑えるような立派な青年になってくれることを期待して、

もうしばらく私は頭をさげ続けていくしかない。

日本にいたころ、ストリートミュージシャンが好きで、

街や公園で見かけるとよく立ち止まって聴いていた。

 

中でも南米のフォルクローレが大好きで、

フォルクローレバンドに遭遇すると、

時間が許す限り何ラウンドもその場に居すわり続けていた。

 

その中で私は今でも忘れられない曲がある。

それは、初秋のある晴れた日に渋谷の街で聴いた”Lambada"だ。

 

フォルクローレ独特の哀愁漂う演奏に、

高く透きとおるようなボーカルの声が、渋谷の街のビルの谷間に響き渡り、青い空へと抜けていく。

 

その彼の声があまりに美しくて忘れられず、

それ以来私はフォルクローレのグループに出会う度に"Lambada"をリスエストしていた。

 

でも、他のグループが歌う"Lambada"はどれも普通で、

あの日聴いた”Lambada”にもう一度出逢うことはなかった。

 

それにしても、、、

街でこの南米フォルクローレを聴いていると、

私はいつも、自分の意識がその場から上空に飛んでいって、

まだ行ったこともない南米のどこかに連なる山々と、その上に広がる遠い空へとのびていくような、、、そんな錯覚を覚えた。

 

もしかしたら、前世のどこかで南米ペルーあたりで生きていたことがあるのだろうか。

 

※ちなみにこの動画はたまたま見つけたもので、私が渋谷で出会ったグループではない。

それにしても、こんなにイケメンが歌うフォルクローレグループには出会ったことがないなぁ(笑)、、、残念。