ターメリック弁当 | Appadiyah* ~ in India ~

Appadiyah* ~ in India ~

南インド出身のドラヴィダ人の夫と共にタミルナドゥ州コインバートルに在住。
“Appadiyah”とは、タミール語で「へぇ、そうなんだぁ」「へぇ、ほんとに~!」という意味の感嘆語。なんとなくその言葉の響きが好きなのでブログのタイトルに。

私のオフィスでは、毎日のお昼は各自持参していて、大抵みんな家からお弁当を持ってくる。
ランチタイムは12時半からの1時間で、12時半になると同時にみんなが冷蔵庫に駆け寄ってきて電子レンジの前にお弁当箱の列ができる。
出遅れて列の最後になってしまうと、1時近くまでお昼にありつけない上に、なんとなく時間に追われるようでゆっくりとできないこともある。

さて、みんなのお弁当箱の中身はこんな感じ。

$Appadiyah* ~ in Dhaka ~-ターメリック弁当


これは食べる前の状態だけれども、白いご飯の他が基本イエローベースになっているのが分かるだろうか?
この黄色はターメリック。
ダールスープやチキンカレー、野菜炒めや魚のフライ。。。全てにターメリックやその他のスパイスがミックスされているから、料理の色は大抵オレンジ寄りの黄色から茶色のグラデーションの間を行ったり来たりしている。
そして、食べる時にはご飯の方に黄色い料理を混ぜて食べるものだから、白かったご飯もほんのり黄味がかって、どのお弁当箱をのぞいても同じような色をしているのだ。
彼らはインド人よりもターメリックを多く使うらしく、食後の指の色を見るとバングラデシュ人の指のほうがインド人よりも黄色く(オレンジ色)になっている。(←インド人曰く)


それから、これも文化の違いのひとつと言えるのだろうか…各自が持ってきた料理を人にあげたり逆にもらったり、ということが頻繁に行われている。

「それ何?ひとつちょうだい」
「あっ、ダールスープ?ちょっとこっちにも分けて」
「このビーフおいしいよ。ひとつ食べる?」
「これ、この前のコルバニイードで僕がカットした羊の肉。食べてみて」

といった具合に、隣のお弁当箱にフォークを伸ばしている光景は毎日のように目にする。
日本だったら、せめて食べ始める前か、まだお箸を付けていないところをどうぞ…といった感じに自然となるのだろうけれど、こっちでは、食べている途中でも、ご飯とおかずがミックスされてお弁当箱全体がカオス状態でも、気にせずに物々交換が行われる。

そういえば、私がよく遊びに行くある友人の家では、「これおいしいから食べてみなさい」と勝手にお皿にのせられたりすることがある。
多少強引ではあるが親切心ということでありがたく受け取るのだけど、ちょっと気になるのは…スプーンがわりに使っているその手で、、、ぐちゃぐちゃとご飯や料理を混ぜた黄色い油まみれのその手で、、、ついさっき食べ物を口に運んで軽くなめていたその手で、私のお皿の上に置いていくことだ。
ただ、考えだすと気になるので、私は何も見なかったことにしてありがたくいただくようにしている。
(もちろん、大抵の人はきちんとスプーンを使って取り分けてくれるのでご心配なく)